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ガーナチョコレートや"パイの実"を使ったスイーツなど、お菓子メーカーのグループらしい遊び心あふれるメニューが印象的なロッテリアですが、今年で発売13周年を迎える「絶品チーズバーガー」や、2018年に登場した「クラシックバーガー」など、ファストカジュアルな傾向を徐々に強めており、新商品も続々増えて、新たな充実期を迎えつつあります。そんなロッテリアの"新定番"の数々を見て参りましょう。
ランキング結果
1位リブサンドポーク
「半熟」と言えばロッテリア、他の追随を許さず!
定番の「てりやきバーガー」にロッテリアの最終兵器「半熟たまご」が乗ると最強!
抜けのいい甘さのてりやきソースがマヨネーズの酸味と出合った刹那の「キュッ!」と締まる感じが堪りません。そこへ破れた黄身が「じゅるっ」と混ざれば一気にギアアップ! その"一瞬"を求めて食べたくなる一品です。てりやきソースは、たまり醤油、三温糖、オイスターソースなどを加えたオリジナル。「みたらしのタレ」のような強い甘味ながら、後を引かず、意外とライト。バンズもパティも歯切れがよくてサクッとイケる、その軽さ・手軽さも魅力!
プレーンバーガーにして、この充実感
2018年の秋に登場したロッテリア期待の新看板商品。
つなぎなしのビーフ100%・113gパティと直径11cmのクラシックバンズが常にバーガーの中心に据わって、力強く支える――そんな王道・正統なバーガーです。中に入るのはトマト、レタス、オニオン、ピクルスのみ。味をリードするのは多めのマヨと底に塗られたハニーマスタード。チーズも無しの「プレーンバーガー」でここまで食べさせるものもなかなか無いので、かなりな実力と言えると思います。……が、「クラシックチーズ」はぜひレギュラーで置いて欲しいですね。
4位エビバーガー
すべてが完璧なロングセラー
1977年から販売されている古参メニューですが、なるほど、よく出来てます。
まずは丸ままパティに入った剥きエビの「ぷりっ」とした歯ごたえ。包む衣も噛む音が口の中で響き渡るほどのガリガリ食感で、でもエビの邪魔はしないという、そのエビと衣のコンビネーションがみごとです。衣のパン粉はエビバーガー専用に作られたもので、粗さの違う2種類を巧みにブレンド。そしてとどめはタルタルソースの絶妙にして完璧な味加減。すべてがちょうどいいサイズに収まった、鉄壁にして納得のロングセラー。
ロッテリア"新登場"のフィッシュバーガーです
皆さんお気づきでしたでしょうか……ロッテリアに長らく「フィッシュバーガー」がなかったことを。その長期の不在に終止符を打ったのが、2019年5月発売のこちらです。
白身魚はアメリカ産、ロシア産のスケソウダラ。包む衣はプチプチとした歯ごたえと「あられ」のような芳ばしさ。そこへ絡むタルタルソースは卵と玉ねぎが豊富で、フライの熱で温まった感じもまた美味。その底でチーズの塩気が利いて、バーガー全体を上手く締めています。食事にもなるような味に仕上がったフィッシュバーガーです。
「ぷりっ」と食感が魅力
昨今のフェイクミート(代替肉)導入の流れを受けて、2019年5月に発売されたロッテリアのソイバーガーは、大豆油の搾りかす(大豆ミール)を有効活用した一品です。
これがかなり「肉」に迫った食感で、「ぷりっ」と適度な弾力がいい感じ。発売当初は香辛料をウンと利かせたエスニックな味付けでしたが、現在はそれらはやめて、スッキリ食べやすいパティに仕上がっています。一番のポイントは「食べやすさ」。本物の肉より食べやすいかも知れません。これでバーガー単品のカロリー約260kcal。マヨネーズもノンコレステロール。
辛口のビールと合わせたい
今やすっかりロッテリアの顔になった「絶品」シリーズ。野菜が入らない、パンと肉とチーズのみによる独特な味わいのバーガーです。
バンズは焼き色強めの専用バンズ。パティは最大約8mmの粗挽き、サイズ74g。その上にゴーダとレッドチェダーの2種類のナチュラルチーズ。ベーコンは以前は厚切りでしたが、今は薄く食べやすくスライス。燻製にはサクラと栗のチップを使っています。そんな中、最も目立つのは大胆に利かせたコショウの苦味。絶品と言えば、このコショウ味。キリッと辛口のビールと合わせたくなる一品です。
これはなかなかのクセモノ! 通好み!
1年がかりの改良の末、今年2020年の春に復活した新生リブサンドはクセが強くて通好み。でも、そのクセを乗り越えると"虜"になる――そんな一品です。
"バインミー"の本場・ベトナム産の「ザラッ」とドライな全粒粉バンズの間に、リブに見立てたポークパティ。ほろほろと粗くほぐれて豚の旨味が滲み出すところへ、ハニーマスタードとBBQソースの強烈な味が矢のように降り注ぐという激しい展開を見せつつ、それでも「サンドイッチ」の枠の中にきっちり収めて来る辺りが秀逸。あるいは「好みが分かれるかな」と思いながらも、敢えて1位に選びました。