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2位九戸城
籠城兵の白骨が今も城内に眠っている・・はず
豊臣秀吉の天下仕置きの総仕上げとなった九戸政実の乱で、数千の城兵が籠る九戸城は力攻めによって陥落。城兵の遺体もそのままにかさ上げされたため、現在でも城内に多数の白骨が埋もれているのだとか。城内にある城兵の供養塔を真剣に拝まないと、本当に心が落ち着かない。
3位八王子城
壮絶なる落城伝説を持つ、東京都内有数の有名スポット
関東全域を巻き込んだ小田原の役においてほぼ唯一、力攻めによって陥落し、城下の川が血に染まったことを忘れぬように、落城の日には赤飯を炊く風習が残っているとかいないとか。御主殿の滝の周辺は、東京都内で最も有名な心霊スポットのひとつとなっている。滝もあるので文字通りひんやり。
4位原城跡
島原の乱の舞台は、もちろん壮絶なる戦争遺跡である
天草四郎を戴き天下に楯突いた戦いは宗教戦争でもありながら農民一揆でも浪人一揆もあり、時代の変遷に取り残された人々の最後の抵抗だったのだろう。崩された石垣の下に埋もれていた多くの人の魂が、無事に天国に届いていることを切に祈る。
5位鮫ヶ尾城
幸薄いイケメン戦国貴公子、ここに散る
後北条氏に生まれて上杉謙信の養子となった上杉三郎景虎は当代屈指の貴公子にしてしかもイケメン。ただ運には恵まれず、上杉氏の家督をほぼ手中にしかけながらも政争に敗れ、最後はこのお城で城主に裏切られ非業の死を遂げる。落城時のものと思われる真っ黒なおにぎりが出土したことも涙を誘う。
6位小谷城
浅井長政の思念が今も渦巻いているようだ
織田信長を支える強力な一族となり得るポテンシャルを秘めながら、因習に振り回されて恐らくは家中をまとめ切れずに不本意ながら織田家を裏切ざるを得なかった悲劇の武将・浅井長政。赤尾屋敷に立つ浅井長政自刃の地の碑の周辺には、今もなお強い思念が渦巻いているように感じられる。
凄絶な戦いは白虎隊伝説とともに語り伝えられるだろう
会津若松城に入った上杉景勝と直江兼続は、嘘か本当か会津若松城の砲撃に対する脆弱性に気付いていたとか。その懸念は戊辰戦争で何と現実のものとなり、容赦ない砲撃でお城はぼこぼこ。白虎隊の逸話も含めたこの悲劇は、今からほんの150年ほど前に日本で起きた現実の出来事なのだ。
8位玄蕃尾城
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Genbao Castle 20050605-2.jpg by TR15336300101 / CC BY
玄蕃尾城(げんばおじょう)は、福井県敦賀市刀根と滋賀県長浜市余呉町柳ヶ瀬の県境にあった山城である。天正11年(1583年)の賤ヶ岳の戦いにおいて、柴田勝家の本陣が置かれた。平成11年(1999年)7月13日に「玄藩尾城(内中尾山城)跡」として国の史跡に指定されている。また2017年(平成29年)4月6日、「続日本100名城」(140番)に選定された。
個人的には本当にホンモノを見たような気がしている
初めて訪ねたのは雨の日だった。駐車場には車が一台しかなかったが、本丸の土塁上には赤い傘を差した男性が一人で立っていて、確かにお互い会釈したような気がしたのだが、目を離した次の瞬間彼の姿は消えていて、その後一度もお目にかかることはなかった。あれだけはホンモノだったのかもしれない。
9位鳥取城
本丸より秀吉本陣の方が低いはずなのに・・
史上名高い「干殺し」の舞台は城兵も諦め切っていたのかそれほどの薄暗さは感じられない。ただ本丸に立つと嫌でも見えてくる秀吉本陣(太閤ヶ平)が異様な存在感をもって迫って見えるから不思議。標高は太閤ヶ平の方が低いのに、どうしても見下ろされているようにしか見えないので冷や汗が出る。
10位一乗谷朝倉氏遺跡
迷走した朝倉家の無念が詰まっていないはずはない
朝倉家100年の繁栄は、一代の無能?朝倉義景のもとであっという間に骨抜きとなり、織田家によって谷もろともに抹殺された。遺物の割には人骨が出ないことから避難が完了していたことが推察されるが、それでも積もりに積もった恨みつらみばかりは消えようがないのかもしれない。
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味方に裏切られた長氏の怨念が渦巻く呪いの城
越後上杉氏の脅威がひたひたと迫る中、織田家の援軍に命運を託す長氏一族は次第に城内で孤立した存在となり、ついに長氏は一族悉く惨殺される。現在もなお長氏の怨念があたりに渦巻いているようで、体感としてこんなにひんやりするお城はない。