1分でわかる「天皇賞春」
芝3200mを舞台に繰り広げられる、日本最長距離GIの頂上決戦
天皇賞(春)は、日本中央競馬会(JRA)が毎年春に京都競馬場で施行する中央競馬のGI競走です。通称「春天(はるてん)」と呼ばれ、正式名称は「天皇賞」ですが、天皇賞(秋)の距離が短縮された1984年以降、「天皇賞(春)」と表記されています。施行距離は1939年以来変わらず芝3200mで、現存する中央競馬の平地GI競走では最長距離を誇ります。出走条件はサラ系4歳以上(国際・指定)で、負担重量は定量58kg(牝馬2kg減)。2026年の1着賞金は3億円です。
秋の天皇賞との違い
秋との違いは、コースの長さ・会場・求められる能力。春天のコースは京都競馬場の芝外回り3200mを使用し、スタートから約1周半を走ります。第3コーナーから第4コーナーにかけての「淀の坂」と称される急坂が名物で、春の天皇賞ではこの坂を2度通過するため「京都競馬場の難所」とされています。秋の天皇賞が東京競馬場の芝2000mで行われ、スピード・瞬発力が求められるのに対し、春のG1である本競走はその1.6倍にあたる超長距離戦であり、スタミナと底力が問われる点が大きな違いです。
歴代天皇賞(春)優勝馬一覧
| 回 | 年 | 優勝馬 |
|---|---|---|
| 第173回 | 2026年 | クロワデュノール |
| 第171回 | 2025年 | ヘデントール |
| 第169回 | 2024年 | テーオーロイヤル |
| 第167回 | 2023年 | ジャスティンパレス |
| 第165回 | 2022年 | タイトルホルダー |
| 第163回 | 2021年 | ワールドプレミア |
| 第161回 | 2020年 | フィエールマン |
| 第159回 | 2019年 | フィエールマン |
| 第157回 | 2018年 | レインボーライン |
| 第155回 | 2017年 | キタサンブラック |
| 第153回 | 2016年 | キタサンブラック |
| 第151回 | 2015年 | ゴールドシップ |
| 第149回 | 2014年 | フェノーメノ |
| 第147回 | 2013年 | フェノーメノ |
| 第145回 | 2012年 | ビートブラック |
| 第143回 | 2011年 | ヒルノダムール |
| 第141回 | 2010年 | ジャガーメイル |
| 第139回 | 2009年 | マイネルキッツ |
| 第137回 | 2008年 | アドマイヤジュピタ |
| 第135回 | 2007年 | メイショウサムソン |
| 第133回 | 2006年 | ディープインパクト |
| 第131回 | 2005年 | スズカマンボ |
| 第129回 | 2004年 | イングランディーレ |
| 第127回 | 2003年 | ヒシミラクル |
| 第125回 | 2002年 | マンハッタンカフェ |
| 第123回 | 2001年 | テイエムオペラオー |
| 第121回 | 2000年 | テイエムオペラオー |
| 第119回 | 1999年 | スペシャルウィーク |
| 第117回 | 1998年 | メジロブライト |
| 第115回 | 1997年 | マヤノトップガン |
| 第113回 | 1996年 | サクラローレル |
| 第111回 | 1995年 | ライスシャワー |
| 第109回 | 1994年 | ビワハヤヒデ |
| 第107回 | 1993年 | ライスシャワー |
| 第105回 | 1992年 | メジロマックイーン |
| 第103回 | 1991年 | メジロマックイーン |
| 第101回 | 1990年 | スーパークリーク |
| 第99回 | 1989年 | イナリワン |
| 第97回 | 1988年 | タマモクロス |
| 第95回 | 1987年 | ミホシンザン |
| 第93回 | 1986年 | クシロキング |
| 第91回 | 1985年 | シンボリルドルフ |
| 第89回 | 1984年 | モンテファスト |
| 第87回 | 1983年 | アンバーシャダイ |
| 第85回 | 1982年 | モンテプリンス |
| 第83回 | 1981年 | カツラノハイセイコ |
| 第81回 | 1980年 | ニチドウタロー |
| 第79回 | 1979年 | カシュウチカラ |
| 第77回 | 1978年 | グリーングラス |
| 第75回 | 1977年 | テンポイント |
| 第73回 | 1976年 | エリモジョージ |
| 第71回 | 1975年 | イチフジイサミ |
| 第69回 | 1974年 | タケホープ |
| 第67回 | 1973年 | タイテエム |
| 第65回 | 1972年 | ベルワイド |
| 第63回 | 1971年 | メジロムサシ |
| 第61回 | 1970年 | リキエイカン |
| 第59回 | 1969年 | タケシバオー |
| 第57回 | 1968年 | ヒカルタカイ |
| 第55回 | 1967年 | スピードシンボリ |
| 第53回 | 1966年 | ハクズイコウ |
| 第51回 | 1965年 | アサホコ |
| 第49回 | 1964年 | ヒカルポーラ |
| 第47回 | 1963年 | コレヒサ |
| 第45回 | 1962年 | オンスロート |
| 第43回 | 1961年 | ヤマニンモアー |
| 第41回 | 1960年 | クリペロ |
| 第39回 | 1959年 | トサオー |
| 第37回 | 1958年 | オンワードゼア |
| 第35回 | 1957年 | キタノオー |
| 第33回 | 1956年 | メイヂヒカリ |
| 第31回 | 1955年 | タカオー |
| 第29回 | 1954年 | ハクリョウ |
| 第27回 | 1953年 | レダ |
| 第25回 | 1952年 | ミツハタ |
| 第23回 | 1951年 | タカクラヤマ |
| 第21回 | 1950年 | オーエンス |
| 第19回 | 1949年 | ミハルオー |
| 第17回 | 1948年 | シーマー |
| 第15回 | 1947年 | オーライト |
| 第14回 | 1944年 | ヒロサクラ |
| 第12回 | 1943年 | グランドライト |
| 第10回 | 1942年 | ミナミモア |
| 第8回 | 1941年 | マルタケ |
| 第6回 | 1940年 | トキノチカラ |
| 第4回 | 1939年 | スゲヌマ |
| 第2回 | 1938年 | ハセパーク |





























長く加速し続けた圧巻の末脚
2006年の天皇賞・春は、後方から進みながら早めに先頭へ出て、そのまま後続を離した勝ち方が印象的。3200メートルを走って終盤にも速さを保ち、当時のレコードだった3分13秒4で勝っている。直線だけの瞬発力ではなく、長く加速を続けられる強さを評価したい。映像を見返しても、仕掛けてから最後まで脚色が鈍らない姿に引き込まれる。
坂道のターフ日記さん
1位(98点)の評価
常識を打ち破る圧倒的な捲りと異次元のレコード走
2006年の天皇賞(春)で見せた走りは、競馬観が根本から覆るほどの強烈な衝撃でした。長距離レースにもかかわらず、向正面から一気にポジションを押し上げてそのまま押し切る芸芸当は、この馬だからこそできた離れ業だったんだよね。勝ちタイムの3分13秒4という記録も驚異的で、後続を突き放していく姿にはただただ圧倒されました。最後の直線で他の馬をぐんぐん引き離す異次元の脚力と精神力は、歴史上の名馬の中でも文句なしに最強だと個人的に確信しています。
下町のホース隊長★さん
1位(100点)の評価
生粋の勝負師
ディープインパクトは圧倒的な末脚とスピードが魅力の馬だと思います。長距離レースでも最後にしっかり伸びて、ほかの馬を引き離す走りが印象的です。天皇賞(春)だけでなく、クラシック三冠も達成していることから、距離を問わず高い能力を発揮できる名馬だと感じます。特に瞬発力と勝負強さは歴代でもトップクラスだと思います。
おうまさんぱかぱかさん
2位(80点)の評価