2020/07/13
元気を出したいときや疲れたときに飲む「エナジードリンク」。最近では、「レッドブル」「モンスターエナジー(モンエナ)」など、さまざまな種類のエナジードリンクがコンビニやスーパーなどに並び、人気を集めています。
エナジードリンクといえばカフェインを含んでいるのが特徴ですが、最も多く入っている最強のエナドリはどれ!?というわけで、みんなのランキング編集部が徹底リサーチしました!
目次
エナジードリンクとは、カフェインやアルギニン(アミノ酸の一種)などの成分を含んだ炭酸飲料のこと。
カフェインが持つ覚醒作用によって「疲れを取る」「眠気を覚ます」といった効果があるとされており、仕事や勉強でもうひと踏ん張りしたいときに飲むものとして広く浸透しています。
引用元: Amazon
エナジードリンクが流行する以前から"元気になる飲み物"として、「リポビタンD」や「アリナミン」などの「栄養ドリンク」がありました。目的が同じであるエナジードリンクと栄養ドリンクには、実は明確な違いがあります。
飲料の"分類"において、エナジードリンクは「清涼飲料水」、栄養ドリンクは「医薬部外品」に該当。医薬部外品は、厚生労働省が認めた「効果・作用が緩やかな製品」のことで、栄養ドリンクは、医薬部外品の中の「滋養強壮、虚弱体質の改善及び栄養補強が目的とされているもの」に指定されています。
つまりこれは、栄養ドリンクが「肉体疲労時の栄養補給」といった人体に対する効果を明記できるのに対し、エナジードリンクは効果をうたうことができないということを意味しています。
栄養ドリンク人気ランキング!みんながおすすめする商品は? | みんなのランキング
ranking.net
エナジードリンクの「覚醒作用」は、カフェインによるものが大きいです。
そこで、最もカフェインが多く含まれているエナジードリンク=「最強のエナジードリンク」はどれかを調査。1缶あたりの含有量をチェックしました!
ランキングの対象としたのは、国内で販売されている主要エナジードリンク21種類。エナジードリンクとして広く認知されているものに絞っています。
また、同一ブランドで複数の商品(フレーバー違いなど)がある場合は、最もベーシックなものを対象とし、サイズ(内容量)が複数あるタイプに関しても、広く流通してるものに絞って調査しました。
果たして、どういう結果になったのでしょうか……。
今回調査したエナジードリンク21商品に含まれるカフェイン量の合計は、2232.8mg。平均すると約106mgという結果になりました。
1位「サーフ エナジードリンク」の200mg、2位「トップバリュ エナジーハンター」の195mgは、平均を大きく上回る破格のカフェイン量であることがわかります。
「サーフ エナジードリンク」はクリエイトSD専売、「トップバリュ エナジーハンター」はイオンのプライベートブランド、そして3位の「BLACKOUT DDT」はドン・キホーテ専売となっており、TOP3がプライベートブランド系が占める結果になりました。
「モンスター エナジー」と「レッドブル エナジードリンク」は、ほとんどのコンビニ・スーパーで販売されていて人気のある、2大エナジードリンク。
しかしながら、実は両者の1本あたりのカフェイン量は、モンスターが142mgで7位、レッドブルは80mgで11位タイという結果に。
カフェイン量だけで見れば"並"の部類であることがわかりました。
TOP10入りしたエナジードリンクを、みんなのランキング掲載ランキングで投票されているユーザーコメントともに見ていきましょう。
1缶あたりのカフェイン含有量ランキング第1位に輝いたのは、神奈川県を中心に展開するドラックストア「クリエイトSD」で販売している「サーフ エナジードリンク」です。
「エナジードリンク」というシンプルなネーミングながら、1本あたり200mgものカフェインを含んでいます。200mgという数値は、今回調査したエナジードリンクの平均カフェイン含有量のおよそ2倍。
「モンスター」や「レッドブル」をはじめとする海外発のエナドリと比べて、日本のエナドリは成分は控えめ……と思いきや、ドラッグストア限定販売の商品が1位という意外な結果となりました。
「サーフ エナジードリンク」は先に述べた通り、クリエイトSD限定販売です。しかしクリエイトSDが家の近くにないという方でも、公式ネットショップで購入できます。
netshop.create-sd.co.jp
■投票した人のコメント
イオングループのプライベートブランド「トップバリュ」のエナジードリンクが2位にランクイン。1本あたり195mgというカフェイン量は、1位の「サーフ エナジードリンク」に比べて5mg少ないですが、3位の商品より30mgも多い値となっています。
味わいは、パッションフルーツとベリーをミックスした爽やかなテイスト。容量は300mlと多めでありながら、手頃なうえに、キャップつきで数回にわけて飲めるのがうれしいです!
■投票した人のコメント
"驚安の殿堂"で知られるディスカウントストア「ドン・キホーテ」限定で販売されているBLACKOUT DDT(ブラックアウト ディーディーティー)は、プロレス団体「DDTプロレスリング」のオフィシャルエナジードリンク。
500mlと大容量なうえにカフェイン量も165mgと、飲み応え十分です。レッドブルに似た味わいですが、この商品のほうがやや辛口となっています。
カフェイン量が190mgに増量した「BLACKOUT DDT THE SUPER」も販売されています。
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングの昭和生まれさん太郎さんのコメントより
こちらのエナドリは、マツキヨの愛称でお馴染みのドラッグストア「マツモトキヨシ」のオリジナル商品。カフェインを162.5mg含んだスタンダードなタイプは、液体の色がメロンソーダのようなグリーンとなっていて、甘味を抑えた爽やかな味わいが特徴です。
ほかに、カロリーゼロの「ZEROエナジードリンク」、塩とクエン酸も配合した「BODY&SALTエナジードリンク」、活力系成分を配合した「LOVE&PEACEエナジードリンク」もラインナップ。それぞれパープル、レッド、ピンクと液体の色味を変更しているのもこだわりのポイントです。
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングのまぐろさんのコメントより
西友(SEIYU)のプライベートブランド「みなさまのお墨付き 」のエナジードリンクには、160mgのカフェインを含有。味は甘味と酸味のバランスがよいため飲みやすく、後味もさっぱりでゴクゴク飲めます。
ほかに、シュガーレスタイプもラインナップしています。
西友が自宅の近くにない場合は、ネットスーパーでの購入がおすすめです。
sm.rakuten.co.jp
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングのドリンクーンさんのコメントより
「KiiVA ENERGY DRINK(キーバ エナジードリンク)」は、元レーシングドライバーの阿部翼が代表を務めるメーカー「キーバ」の商品。500mlの大容量で満足度が高いうえに甘味が抑えられており、グビグビとたくさん飲みたい人におすすめ。
カフェインが160ml入っているだけでなく、疲労回復や眠気覚ましなどの効果があるとされるガラナエキスを450mg配合し、忙しい人をサポートしてくれます。
カロリーゼロのタイプやよりキレのある味わいの「extreme」もあります。
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングのミランダさんのコメントより
引用元: Amazon
「モンスターエナジー」は、モンエナと呼ぶファンも多いアメリカ生まれのエナジードリンク。日本ではアサヒ飲料から発売されており、世界的に有名な「レッドブル」に並ぶエナジードリンクの代名詞的存在になっています。
しっかりとした甘さながら、グビグビと飲みやすい味わい。
フレーバーの種類が多く、果汁入りの「モンスターカオス」、無糖&ゼロカロリーの「モンスターエナジーアブソリュートリーゼロ」、パッションフルーツ・オレンジ・グァバをブレンドしたハワイアンブレンドの「モンスター パイプラインパンチ」などがこれまでに発売されました。
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングのアントニオきのこさんのコメントより
引用元: Amazon
お手頃な炭酸飲料をいくつも手掛ける富永貿易の商品。このエナジードリンクも1本あたり税抜80円というリーズナブルな価格となっており、安いエナドリを探している人におすすめです。
容量250mlのなかに120mgとしっかりカフェインを含んでいるのも特徴的。
オレンジ色のパッケージデザインも目を引く一品です。
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングのMinnieさんのコメントより
引用元: Amazon
1本約70円で買える圧倒的な安さで話題を集めているエナジードリンク。それでいて1本あたりのカフェイン量も112.5mgと十分で、レッドブルに似た"THEエナドリ"な味わいで飲みやすいのが魅力です。
ただし実店舗ではほとんど扱っていないため、Amazonをはじめインターネットでの購入をおすすめします。箱買いが基本となるので、エナドリを買いだめして毎日飲みたい人にもぴったり!
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングの葵さんのコメントより
引用元: Amazon
「ファイテン エクストリーム エナジードライ」は、アスリート御用達の磁気ネックレスで知られるファイテンのエナジードリンク。1本あたり100mlのカフェインを含んでいます。
スポーツ後にも飲みやすい微炭酸とドライな味わいが特徴です。
■投票した人のコメント
エナジードリンクランキングのENKD36さんのコメントより
順位 | 商品名 | 1缶あたりのカフェイン量 |
---|---|---|
11位 | レッドブル・エナジードリンク、チェリオ ライフガードインフィニティ、コカ・コーラ リアルゴールド ドラゴンブースト、コカ・コーラ エナジー | 80mg |
15位 | バッテリー エナジードリンク | 77.5mg |
16位 | サントリー アイアンボス、サントリー ZONe | 75mg |
17位 | サントリー ペプシ リフレッシュショット | 60mg |
18位 | サントリー スティング エナジー(ゴールド) | 47.5mg |
19位 | 大塚製薬 e3(イースリー) | 40.8mg |
20位 | SHARK エナジードリンク | 20mg |
21位 | 大正製薬 RAIZIN HARD GINGER | 0mg |
続いては「コスパの良いエナジードリンクランキング」を紹介!価格(税抜)から「1円あたりのカフェイン量」を導き出し、最もお得にカフェインを摂取できるエナドリを決定しました。
順位 | 商品名(税抜価格) | 1円あたりのカフェイン量 |
---|---|---|
1位 | サンガリア ミラクルエナジーV(72円) | 1.56mg |
2位 | 富永貿易 サバイバー エナジードリンク(80円) | 1.50mg |
3位 | サーフ エナジードリンク(138円) | 1.45mg |
4位 | トップバリュ エナジーハンター(138円) | 1.41mg |
5位 | matsukiyo EXSTRONG エナジードリンク(139円) | 1.17mg |
6位 | 西友 みなさまのお墨付き エナジードリンク(158円) | 1.01mg |
7位 | BLACKOUT DDT(178円) | 0.93mg |
8位 | チェリオ ライフガードインフィニティ(93円) | 0.86mg |
9位 | キーバ エナジードリンク(191円) | 0.84mg |
10位 | モンスター エナジー(190円) | 0.75mg |
1本あたりのカフェイン量では9位だった「サンガリア ミラクルエナジーV」が、72円という安さを武器に、1円あたり約1.56mgで1位を獲得。
2位にはミラクルエナジーVに次ぐ安さの「富永貿易 サバイバー エナジードリンク」(1円あたり1.50mg)が、3位には1本あたりの含有量ではトップの「サーフ エナジードリンク」(1円あたり約1.45mg)が入りました。
引用元: Amazon
エナジードリンクを安く手に入れて日常的に飲みたい……と考えている人には、圧巻の安さを誇る「サンガリア ミラクルエナジーV」のまとめ買いがおすすめ。
通販サイト大手のAmazonでも取り扱っていて、箱買いで1本70円ほどで購入することが可能です。
甘みと酸味のバランスがよい、飽きのこない味わいも魅力となっています。
カフェインが濃い(=100mlあたりのカフェイン含有量が多い)エナジードリンクをランキングで紹介。量に対して含有量が多いので、省エネ(?)でカフェインを摂取できます!
順位 | 商品名(内容量) | 100mlあたりのカフェイン量 |
---|---|---|
1位 | サーフ エナジードリンク(250ml) | 80mg |
2位 | トップバリュ エナジーハンター(300ml)、matsukiyo EXSTRONG エナジードリンク(250ml) | 65mg |
4位 | 西友 みなさまのお墨付き エナジードリンク(250ml) | 64mg |
5位 | 富永貿易 サバイバー エナジードリンク(250ml) | 48mg |
6位 | サンガリア ミラクルエナジーV(250ml) | 45mg |
7位 | レッドブル・エナジードリンク(185ml) | 約43mg |
8位 | モンスター エナジー(355ml)、ファイテン エクストリーム エナジードライ(250ml) | 40mg |
10位 | BLACKOUT DDT(500ml) | 33mg |
100mlあたりのカフェイン含有量が最も多かったのは、1缶あたりの量でもトップだった「サーフ エナジードリンク」。容量250mlに対して200mgのカフェインが含まれており、100mlあたり80mgのカフェイン量となりました。
次いで、ともに100mlあたり65mgで「トップバリュ エナジーハンター」と「matsukiyo EXSTRONGエナジードリンク」が同率2位という結果に。
カフェインが含まれる飲み物はエナジードリンク以外にもたくさんあります。
そこで、エナジードリンクとほかの飲み物とのカフェイン量を比較してみました!
飲み物 | 100mlあたりのカフェイン量 |
---|---|
玉露 | 160mg |
サーフ エナジードリンク | 80mg |
コーヒー(ドリップ) | 60mg |
コカ・コーラ | 10mg |
リポビタンD | 50mg |
レッドブル | 43mg |
紅茶 | 30mg |
烏龍茶 | 20mg |
煎茶 | 20mg |
麦茶 | 0mg |
100mlあたりのカフェイン量を調査したところ、最も多かったのが日本茶のなかでも高級な「玉露」。
玉露は新芽や芽先を多く使うことから100mlにつき160mgのカフェインを含んでおり、メジャーなエナジードリンク「レッドブル」(100mlにつき約43mg)に比べて4倍ほど、今回カフェイン量最多の「サーフ エナジードリンク」(100mlにつき80mg)と比較しても倍多いことがわかりました。
しかしながら、茶葉に含まれる渋み成分タンニンにはカフェインの作用を抑える効果があり、数値ほどの効果はないといわれています。
ちなみにカフェインの代名詞ともいえるコーヒー(ドリップ)は、100mlあたり60mgのカフェインが入っており、「レッドブル」を含めほとんどのエナジードリンクよりもカフェイン量が多いことがわかりました。
カフェインの量でエナジードリンクを選ぶのもいいけれど「やっぱ味が大切」と思う人は多いはず。そこで、ユーザー投票で決定した「エナジードリンク人気ランキング」をご紹介します。
全国のエナジードリンクユーザーやエナドリファンたちが、味はもちろん容量、コスパ、効き目など総合的に判断した結果がこちらです!
100名以上が参加(2020年7月現在)する「エナジードリンク人気ランキング」では、日本のエナドリ界を長らくリードしてきた「レッドブル エナジードリンク」と「モンスター エナジー」が1位と2位にランクイン。
飲みやすく美味しいことに加え、コンビニで手軽に手に入る点も人気を後押ししたといえるでしょう。
1位のレッドブルにいたっては「唯一難点を挙げるとすれば、おいしすぎてすぐに飲み干してしまうこと」といった熱の入ったコメントも見られました!
エナジードリンクには、カロリーオフや糖質オフなど、健康志向の人に向けた商品も多いです。
ランキングを見ると、糖類&カロリーゼロの「アサヒ モンスター アブソリュートリー ゼロ」と、無糖の「レッドブル シュガーフリー」がTOP10に入っており、関心の高さがうかがえます。
いろいろな切り口でエナジードリンクの比較を行ってきました。カフェイン量や安さなどを加味して、お気に入りのエナドリを見つけてください。
下に掲載しているのは価格とカフェイン量でエナドリをまとめた分布図です。商品選びの参考にしてください!
※希望小売価格が定められていない商品の実売価格は編集部調べです
エナジードリンクには疲労回復や覚醒作用といった効果が期待できます。しかしその一方で、飲み過ぎると睡眠不足に陥ったり、動悸が激しくなったり、体への悪影響を及ぼすことも……。
仕事や勉強が忙しくてエナドリに頼る気持ちはわかりますが、過度な摂取は控えて、睡眠や入浴などで体をゆっくりと休めるようにしましょう。
エナジードリンク以外にも、みんなのランキングではユーザー投票で決定したさまざまなランキングを公開中。「カップラーメン人気ランキング」や「缶コーヒー人気ランキング」などの食品・ドリンクに関するランキングはまだまだたくさんあり、いずれでも投票を受け付けています。ぜひチェックしてください!
牛丼チェーン人気ランキング!みんながおすすめする牛丼屋は? | みんなのランキング
ranking.net
エナジードリンクランキングのゆきさんのコメントより