LOVELESS(ラブレス)がランクインしているランキング
感想・評価
全 6 件を表示
キャラと伏線回収が見どころ
最初は表紙の猫耳ショタっ子のかわいさと、ボーイズラブっぽい要素があると聞いてノリで買ったのですが、BL要素抜きにしてもとても面白かったです。子供に猫耳としっぽがついていて、大人になるとそれが取れるという設定と、スペルバトルという言語による闘争が行われる世界観が新鮮でした。主人公の立夏は兄を殺した犯人の真相に迫るために、草灯とペアになってスペルバトルに参加することになるのですが、そこからの展開もまた美味しいとこだらけでした。猫耳ショタっ子とドS青年の主従関係や、草灯に激しく魅かれる立夏と立夏に依存する草灯など、この二人のやりとりに悶えまくりでした。それと、立夏の複雑な家庭問題やLOVELESSの謎など伏線があらゆるところに張り巡らされていて、回収されたときも気持ちいいです。
色々と目覚めた
2001年から月刊GファンタジーとコミックZERO-SUMにて連載開始した漫画です。舞台は現代日本なのですが、生まれたときの人間には猫耳としっぽがついています。それは性交渉で両方失うため、大人になる(性交渉をする)ことを「ミミが落ちる」と表現する特殊な世界観で描かれています。
この作品の主人公は、「青柳立夏」という兄の清明を殺した犯人を捜している小学6年生の少年です。ある日「我妻草灯」という男性に「自分は清明の戦闘機だ」と告げられます。そして立夏は、言葉使って戦う「スペルバトル」(言語による闘争)の存在や、スペルバトルに参加する「戦闘機」と「サクリファイス」の存在を知り、自らも草灯のサクリファイスとして戦いに身を投じるという展開です。
BL苦手な人は抵抗あるのかもしれませんが、立夏と草灯の関係に心を掴まれました。猫耳の生えたかわいい美少年な見た目に加え、強がりで我慢強いけど寂しがり屋という性格など好きになる要素しかありませんでした。そして草灯の立夏に依存しようとするところやドSぶりもたまりませんでした。
それから、言葉(スペル)によるバトルという設定が面白いと思いましたし、戦闘描写がとても美しいです。作画はもちろんのこと、高河ゆん先生の言葉の多彩さや独特なセンスに脱帽しました。
伏線が多いので何度か読み返したり、注意深くして読まないと途中で頭がごちゃごちゃになってしまいますが、そのぶん見ごたえがあると感じます。もうすぐで完結とのことで、とりあえず登場人物には皆幸せになってほしいです。
世界観が独特
子供のときは猫耳としっぽが生えていて、大人になると猫耳が落ちるという設定。ショタ好きにはたまらない作品でした!!!けもみみが可愛すぎます〜〜〜〜。面白い設定だけどさ、冷静に考えてみればオトナになったら猫耳がなくなって周りからの認識もそれで変わるって、あからさますぎて恥ずかしいし気まずいですよね。笑
みささん(女性・30代)
2位(85点)の評価