烏丸蓮耶（名探偵コナン）に関するランキングとコメント

概要

黒の組織のボスとして君臨し、黒の組織のメンバーからは「あの方」や「ボス」（ベルモットからのみ）と呼ばれ、日本で最も強大な人物とされる。半世紀前に99歳で謎の死を遂げたとされる大富豪。実際の年齢は40年前の時点では100歳を超えていたと言われ、現在も生存しているとすれば140歳という高齢である。現存しているとしてるとすれば、工藤新一を小さくしたAPTX4869（アポトキシン4869）で体を小さくしていると考えられている。
表向きとしては大企業である烏丸グループの会長という肩書きである。莫大な額の財産を所有する有名な資産家であり、鈴木財閥や大岡家を凌ぐ隠された財力を所有し、裏社会への影響力も世界有数レベルである。とある山奥に洋館「黄昏の館」という別荘の扉、床、手すり、食器、チェスの駒から小さな小物いたるまで全て彼の特注品で、それら全てひとつひとつに自身のマークとされるカラスをあしらった紋章が刻まれている。

原作での描写

素顔を明かす描写はなく具体的な顔の描写や表情などは不明。作内でのシルエットとして、首筋まで伸びた長めの髪の毛、鳥のくちばしを想起させるような高い鼻。性別は不明とされているが、やや肥満気味の体型の男性として描写されている。右手には杖を持ち、左肩には自身の紋章にもなっているカラスらしき鳥を乗せている。日本一の金持ちで裏社会への影響力もあった富豪であるが、付近では薬物を使った殺人事件が起きてる。

クロの組織のボスの正体

烏丸蓮耶が黒の組織のボスだと判明した経緯は、コナンが17年前に殺害された羽田浩司という人物のことを調査した際に羽田のダイイングメッセージを読み取ったことである。羽田はコナンが飲んだのと同じAPTX4869を飲まされた人物のリストに名があった人物であり、黒の組織と関係してしまったために何かしらの理由で消されたと考えられ、コナンは調査をしていた。烏丸蓮耶の名前はダイイングメッセージのアナグラムから導き出されているため偶然ではないかという見方もあるが、烏丸蓮耶が黒幕というヒントはずっと昔から出ていて根拠は揃っている。
最も古いものになると第1話になり、コナンが黒の組織に接触するきっかけとなったジェットコースターが描かれるシーンでカラスが異様に大きく描かれるコマが確認できる。それ以降も度々伏線は描かれており、決定的なところではボスに繋がるメールアドレスのプッシュ音はカラスが関係する「七つの子」が使われているのだ。
烏丸蓮耶は大昔の大富豪であり既に死亡していると言われており、仮に生きていても140歳近いことになるが、APTX4869が若返りの薬であることや灰原哀が組織の目的の1つに死者を甦らせることを示唆していることからも 烏丸蓮耶の存在が繋がっている。
烏丸蓮耶以外の黒幕としてはコナンの仲間である阿笠博士の名前が上がったことも多々あった。
これは博士がすんなりコナンのことを受け入れたことや、他言することをキツく止めたことが要因とされているが原作者である青山剛昌先生に完全否定している。同様に円谷光彦も小学生離れした知識量から候補とされたが、こちらも否定されているのであり得ないと言って差し支えないだろう。