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神様のボート(小説)に関するランキングと感想・レビュー

神様のボート(小説)

引用元: Amazon

最高評価

65.0

(9人の評価)

江國香織の書籍ランキング」で最も高い評価を得ています。

神様のボート(小説)の詳細情報

参考価格605円(税込)

『神様のボート』(かみさまのボート)は、江國香織による日本の小説。1999年7月に新潮社から発刊された。2013年にNHK BSプレミアムでテレビドラマ化された。第13回山本周五郎賞候補作。 (引用元: Wikipedia)

神様のボート(小説)がランクインしているランキング

感想・レビュー

全 3 件を表示

江國香織の書籍ランキングでの感想・レビュー

狂っていたのか

頭がフワフワと浮世から漂った女性と、そんな母親に育てられている主人公。骨ごと溶けるような恋をした相手との再会を、王子様を探し求める童話の主人公宜しく待ち続けている。子供を巻き込み引越しし続ける女性に共感など出来ないはずが、あまりに一途で最後は美しい話に昇華していました。

寿ほまれ

寿ほまれさん(女性)

2位(90点)の評価

江國香織の書籍ランキングでの感想・レビュー

行く先の見えないボートに乗ることを選んだ母娘の物語

母娘の物語ですが、神様のボートに乗ることを選んだのは母親でした。そのボートは対岸の見えない、行き着く先の見えない、不安定な船。安定を拒否して彷徨い続ける母娘。夢の世界を漂うような毎日に、ついには現実が迫り母娘はそれぞれの選択をします。このボートに乗ることを選択するのは実際にはとても苦しくて不安な選択だと思います。ただ、人には誰でも人生でこのボートに乗るような選択をする以外にない時があると思います。先が見えないけれど漕ぎ出さないとなりません。原動力は愛です。小説の中では実在の場所を転々とするのですが実際にその地に住んでいるような感覚になり、そこも楽しいです。母娘の工夫して気楽な生活も目に浮かび楽しかったです。

にまめ

にまめさん(女性)

1位(100点)の評価

江國香織の書籍ランキングでの感想・レビュー

狂気の恋愛ドラマに隠された美しさが印象的

小説の設定自体は狂気以外の何者でもありません。でもそんな物語の進行のなかで、所々にでてくる情景は美を感じさせる物がおいのが、江國さんならでは手法です。ドキドキハラハラ、時にはショッキングな展開なのに、どこかうっとりさせるような不思議な小説です。

たけのこの里

たけのこの里さん(女性・30代)

3位(70点)の評価

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