【人気投票 1~26位】江國香織の書籍ランキング!みんながおすすめする作品は?
このお題は投票により総合ランキングが決定
童話作家としてデビューし、多くの小説作品で賞を獲得している「江國香織」。小説家としてだけでなく、翻訳家や詩人としても活躍しています。今回は、そんな彼女の作品にスポットをあて「江國香織の人気書籍ランキング」をみんなの投票で決定します!12編を収録した恋愛短編集『号泣する準備はできている』や、アルコール依存症の妻と同性愛者の夫、その夫の恋人との奇妙な関係を描いた『きらきらひかる』、2組の対極なカップルを描く『東京タワー』など多数の名作がラインアップ!あなたのおすすめ作品も教えてください。
最終更新日: 2024/01/02
ランキングの前に
1分でわかる「江國香織」
絵本から小説まで、さまざまな作品を手掛ける「江國香織」
1964年、東京都出身の江國香織。1987年に発表した『草之丞の話』が小さな童話大賞を受賞し、童話作家としてデビューを果たしました。その後も『きらきらひかる』(1991年)や『デューク』(2000年)、『東京タワー』(2001年)など小説やエッセイ、童話から絵本まで幅広いジャンルで作品を生み出し、その多くが映画化・テレビドラマ化されています。
「江國香織」の受賞歴
1992年に『きらきらひかる』で第2回紫式部文学賞を受賞したほか、2004年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞、2015年には『ヤモリ、カエル、シジミチュウ』で第51回谷崎潤一郎賞を受賞するなど、江國香織には多数の受賞歴があります。2019年3月現在では12作品が多彩な賞を受賞しています。
本ランキングにおける「江國香織の作品」の定義
このランキングにおける「江國香織の作品」の定義は、彼女が手がける小説作品です。エッセイや共著・アンソロジー、童話なども投票が可能です。ただし、海外の絵本を翻訳した児童文学作品はランキング対象外となります。
ユーザーのバッジについて
江國香織の作品を全作品読んだことがある。
江國香織の作品を15作品以上読んだことがある。
江國香織の作品を5作品以上読んだことがある。
ランキングの順位について
ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。
ランキング結果
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本当の恋人に出会うまでの物語
10年かけて本当の恋人を探す恋人たちの話です。女性側も男性側もそれぞれ、10年間に様々なパートナーや周りの人と出会いますが、最後に真実の愛を見つけるまでの葛藤がみものでした。フィレンツェ、ニューヨーク、東京、ロンドンを舞台にしているとこもロマンチックです。
報告それぞれの視点で描く物語
辻仁成さんが男性視点、江國香織さんが女性視点で物語を展開するという作りの本になっています。どちらかだけを読んでもきちんと完結しつつ、両方読むことでまた違った印象を受けます。日常的に人によって同じ状況でも思うことは違うというのは当然のことですが、読書で、一つの物語を通じてここまで感じることは珍しいのではないでしょうか。また、舞台となる海外(イタリア)の空気感も素敵です。
報告間合いが素晴らしい
文章の展開が素晴らしくて、ドキドキする。最初に昔の恋人のことが今でも忘れられないと書かれていながら、今の恋人との生活を淡々と描かれている。なぜ?とドキドキしながら、読み進めていくとやっと忘れらない恋人が登場する。妄想を膨らませ、緊張しながら読み進めた小説は初めてかもしれない。
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原作が好き!
映画化された後にこの原作を読みました。話が全然違って、映画より断然原作の方がいいやん!となりました。
江國香織さんと言えば女性目線の恋愛模様が描かれている作品が多い印象で、この作品も不倫のどろどろとした感じ。現実にはあり得ないだろうけど、だからこそ面白く感じました。
「恋はするものじゃなく、おちるものだ」まさにこの言葉です。
ふたりの少年と年上の恋人の恋愛小説。不倫とかあまり好きではないが、はまりました。
少年側、主婦側どちらに感情移入するかによって、かなり印象が違うかと思いますが、どちらになっても切ない。
映画にもなっているのでそちらをみた後また読むのも面白いかと思います。
陽炎のような道ならぬ恋に魅了する
主人公の恋愛と、友人の恋愛と同時進行で話が交わっていきます。どちらも若い男性と既婚女性との恋愛ですが、その付き合い方、方向性が全く違います。透と詩史の恋愛は綺麗で透明感溢れていて映画のようですが、時に現実が顔を出します。
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命と命の愛おしい物語
とても短いお話です。きれいで分かりやすい文書を追っていくと二人の男の子と女の子の楽しい一日があります。読んだ当時の私は大学生で電車の中にいました。まるで自分がちょっとしたタイミングで電車を降りて楽しい一日を過ごしているような感覚になりました。冒頭にヒントがあるのですが、最後まで全く予想できず事実を知った私は電車の中にも関わらずそのいとおしさに涙を流して泣いてしまいました。当時私は猫を飼っていたのですが、早く帰宅してその子に会いたいと痛烈に思ったのを覚えています。全てのこの世に生をなす命に対する愛のお話です。
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こんな兄弟に出会いたい
映画化された本です。ボードゲームをしたり、カレーを作ったり、大きなお皿にフルーチェを食べながら、おしゃべりしてます。そんな毎日を送りたいけどなぜか、なかなか送れません。ある意味、そんなにハードルが高くない幸せがたくさんつまっていて楽しい小説です。いつかこんな兄弟にあってボードゲームをしたいです。
報告ゆるいストーリー展開が癒しになる
映画化もされていますが、やはり小説で読んだほうが、より江國ワールドにはまれる感じがします。中年兄弟は女性に全然縁がない生活を送っているけれど、それを悲しんだりすることもなく淡々と自分たちの生活を丁寧に送っている姿に愛おしさを感じます。
報告間宮兄弟になんだか、ほっこりします。
女性にもてない兄弟の話なのに、なんだかほっこりしました。
自分の苦手なものと好きなものをちゃんとわかっていて選んで生活する兄弟の暮らし方は、なんだか羨ましく感じました。
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読む時の自分によって、感情移入する人が変わる不思議な作品
20代で初めて読んだ時は、自分にフィルターをかけながら適当に周りをごまかしながら生きる果歩に感情移入し、こんな人になりたいと淡い憧れすら抱いていた。30代になって仕事も生活も落ち着いた頃に読んでみると、果歩の生き方がふわふわしているように感じて、それに苛立ちを感じている友達の静枝に感情移入している自分がいた。若い時に読んだ時は静枝はサブキャラぐらいの感じで捉えていたのに。読む時期によって、こんなにも印象が変わるのかと驚いた作品でもある。
報告女の友情の不思議さ
ずっと仲良しだったふたりの友情が、時ともに形を変えつつも離れられず、ぎぐしゃくしている。そんなときにひとりの男性が現れることによって変化して、よい方向に進みそうになる話。真逆のふたりの目線で物語が進むのが楽しい。
3位(91点)の評価
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狂っていたのか
頭がフワフワと浮世から漂った女性と、そんな母親に育てられている主人公。骨ごと溶けるような恋をした相手との再会を、王子様を探し求める童話の主人公宜しく待ち続けている。子供を巻き込み引越しし続ける女性に共感など出来ないはずが、あまりに一途で最後は美しい話に昇華していました。
報告行く先の見えないボートに乗ることを選んだ母娘の物語
母娘の物語ですが、神様のボートに乗ることを選んだのは母親でした。そのボートは対岸の見えない、行き着く先の見えない、不安定な船。安定を拒否して彷徨い続ける母娘。夢の世界を漂うような毎日に、ついには現実が迫り母娘はそれぞれの選択をします。このボートに乗ることを選択するのは実際にはとても苦しくて不安な選択だと思います。ただ、人には誰でも人生でこのボートに乗るような選択をする以外にない時があると思います。先が見えないけれど漕ぎ出さないとなりません。原動力は愛です。小説の中では実在の場所を転々とするのですが実際にその地に住んでいるような感覚にな[続きを読む]
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女性の心情がたまらない
憎むはずの恋敵のような女性を憎み切ることもできず、何だか惹かれてしまう女性の心情を的確に表現されていて、そしてやわらかい言葉が使われているので、美しいストーリーだなと感じました。女性の日常を、わかりやすい言葉でやわらかく伝えている話だと思います。
報告夕方は、あいまいで落ち着く時間
時間をかけて失恋すること、掴みどころがないのにどうしようもなく魅力的な女のひと。経験したことはないのになんだか懐かしいような気持ちに。現実世界なら、自分の好きな男が好きな女も、その人には好かれていない男も、誰からも好かれていない自分も見たくないけど!江國香織が描く世界なら或いは、、
報告あやうくて魅力的な女性
別れた恋人の新しい恋人ひょんなことから同棲することになって仲良くなる女性の話。新しい恋人が自由人で不思議な女性なんだけど、とても魅力的。自分が普通な人間だからこそ、風変わりな彼女の様子を楽しく読めます。
5位(82点)の評価
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9人の女性の生きた方を楽しめる
全然違う毎日を送る9人の女性の恋愛が描かれている話。何人かがところどころで関わる様子があり、同時進行で物語が進むので飽きない。それなりに裕福な生活が中心に描かれるので、非日常も楽しめます。
4位(86点)の評価
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突拍子もないはずが
作品を勧めてくれた知人に設定だけを聞いた時は、なんだそれ?でした。いわゆる世間体を重要視した結果の偽造婚なのですが妻がアルコール中毒、夫は同性愛者で現時点で恋人もいる。気をてらったドタバタ喜劇かと思いきや、生物の本能を超えた結びつきに感動してしまった。
寿ほまれさん
1位(100点)の評価
江國香織らしさが溢れる代表作
この作品を読んだのは20年ほど前ですが、今でも読み返したくなる作品です。すごく淡々と物語が進んでいって、当たり前のように終わるのに、そこにはとても綺麗な空気が流れているような感じがしました。アル中の妻とホモの夫、なんて普通に考えたら衝撃的な内容だけど、この小説の中ではそれが当たり前で、互いに相手を想い合う日々が続いていくのです。普通なんて言葉はこの世界には存在しないんじゃないかと思うくらい、このお話の中に住む人達の日常が羨ましいとさえ感じました。
sorikaさん
1位(100点)の評価
恋愛に性別は関係ないことを知った
大学生の時に、この本に出会いました。男女が恋愛をするものだという私の価値観を覆し、人間同士の付き合いなら性別にこだわることがないと新しい世界に出会いました。思いやりがあれば、恋愛感情がなくても結婚生活は続けられるし、幸せなのかもしれないと思えた作品です。
りほさん
1位(100点)の評価