シーラカンスと僕 / サカナクションがランクインしているランキング
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サカナションの曲ランキングでの感想・評価
テクノ曲ランキングでの感想・評価
テクノと歌唱が融合したサカナクションの名曲
サカナクション4作品目のアルバム【kikUUiki】に収録されているこの曲は、サカナクションが活動を通して信条としている「テクノ」と「歌唱」の融合というコンセプトを高い次元で再現している。また、「テクノ」と「歌唱」という所謂聴き心地というもののみに執着するだけでなく、山口一郎の機知に富み、かつ文学的な歌詞がこの曲を際立たせている。タイトルにも用いられている数億年も姿を変えていない「シーラカンス」や「夜に見たニュースと同じで寂しくなったんだ」という歌詞から停滞感や閉塞感が感じられるだけでなく、それと「僕」を結びつけることで、停滞する自分自身に対する後ろめたさ、虚無感を描いている。それでいて最後の歌詞で「どうか僕が僕であり続けますように」と締めることからも、変化のない現状に対する焦りを描きながらも、変化したとしても失いたくない自己同一性:「僕」についで言及する姿は葛藤する山口自身の自己投影だろうか?私は彼自身ではないからその「僕」がどの様なものかは皆目見当がつかない。されどもこの曲を聴いているときは常々私の中の「僕」について思いを巡らせてしまう。ともあれテクノミュージックを耽溺する人種の人々には是非一聴していただきたい一曲である。
kzさんの評価
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深夜に聴きたい名曲
サカナクションの"裏"をじっくり堪能できる名曲です。人を分ける作風な気もしますし、一回聴いただけだと伝わらない可能性もありますが(なので少し点数を下げてしまいましたが)、この曲を代表とするディープな雰囲気もサカナクションのもう一つの真骨頂と思っております。
ライブだとまるで深海にいるような演出もされるので、フィジカルの面でも楽しめる一曲です。
深夜にひとりで何かに没頭していたり、あるいは眠れずに退屈で暇つぶしをしたりもしてきた私にはとても沁みる曲です
たくひとさん(男性・30代)
5位(96点)の評価