みんなのランキング

hananochiさんの「芥川賞受賞作ランキング」

0 0
更新日: 2021/02/06

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

ランキング結果

歪んだ親子関係への衝撃

この書籍を初めて読んだのは、私が中学生の時でした。祖母からもらったこの小説を当時は訳も分からず読み始めたのですが、本の表題にもある「爪と目」という短編を読んでその文章が醸し出す歪さに虜になりました。今でもたまに手に取って読みたくなります。
表題を回収するかのような驚きのラストはもちろんのこと、普通とは違う幼少期を経て少しづつ歪んでいった主人公の「わたし」が、これから歩むであろう人生についても考えさせられる作品だったと思います!

それぞれの正常

村田沙耶香さんの書籍は「コンビニ人間」の発表以前から数冊読んでいたのですが、満を辞しての受賞といえる「村田ワールド」炸裂の一冊です。主人公の「異常」を淡々と書くことによって、まるで自分の方が異常人間なのではないかと思わせる不思議作品です!

芸人という生き方

芸人である又吉直樹さんの芥川賞受賞作です。
「安定」が重要視される現代において、不安定な「芸人」という職業に心血を注ぐ芸人たちの生き様には、非常に感動するものがありました!

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる