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【人気投票 1~50位】歴代芥川賞受賞作人気ランキング!みんながおすすめする作品は?

白い人異類婚姻譚夜と霧の隅で杳子(小説)佐川君からの手紙ニムロッド家族シネマ(小説)ダイヤモンドダストゲルマニウムの夜(小説)死んでいない者

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投票数174

みんなの投票で「歴代芥川賞受賞作人気ランキング」を決定!一年のうち上半期と下半期に二度選考され、優れた日本文学を生み出した新人作家に贈られる「芥川賞」。受賞作品のなかから歴史的ヒットを記録するベストセラーが誕生することもあり、毎年ニュースやネットなどのメディアで大きく取り上げられます。あなたがおすすめする名作文学を教えてください!

最終更新日: 2024/05/03

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ヒトの心の闇と神への問いかけ

ドイツ系の血を引くフランス人の若者が、当時権力を握っていたナチスに加担するうちに、かつて学生時代に友人だった神父への拷問にも手を染めてしまう。
救いのないような状況と互いの心境、信仰心の中のヒロイズムとある種の陶酔、そしてこれほどまで人間は残酷になれるのか、それでも心のどこかでは神に救いを求めてしまうエゴを余すことなく描く、自らも敬虔なカトリック教徒であった遠藤周作の、後の大作「沈黙」へとつながるきっかけとなったデビュー作。

へべれけおばさん

へべれけおばさんさん

1位(100点)の評価

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融け合うような夫婦の物語

劇作家としても活躍している本谷有希子が、第154回芥川賞に輝いた作品。
パソコンの中に保存されていた5年前の写真を見て、自分の顔が夫とそっくりになっていることに気がついたアラサー女性・サンちゃんが主人公です。
血の繋がりのない男女がひとつ屋根の下で寝食を共にして老いていく「結婚」という選択肢を、固定観念にとらわれない斬新な視点から見つめ直しています。
マンネリ化したパートナーとの関係性や夫婦間でのすれ違いにお悩みの皆さんは、是非とも読んでみてください!

巡り古書

巡り古書さん

1位(100点)の評価

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ナチスに抗う医師たちの闘いと苦悩

ドイツナチス時代、精神病患者は生産性のない者として抹殺されることになったのを受け、医師たちが命令に背いてなんとかして治療をしようとする、極限まで追い詰められた状況下での決死の努力と葛藤を描く力作。

へべれけおばさん

へべれけおばさんさん

2位(95点)の評価

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純愛を紡ぐ

村上春樹さんの『ノルウェイの森』についての論文を調べていた時、参考文献として紹介されていたため読みました。確かに似ている部分がある作品でした。主題自体は重いのですが、なぜか非常に爽やか。スタイリッシュな文体による効果は大きいのでしょうが、無垢さや純粋さがしみじみと伝わってきて、とにかく美しい作品でした。幻想的で美しい杳子に心を持っていかれる感覚がありました。
時代背景などわからない点も多々あるのですが、魅力的な純愛小説。この作品に影響を受けた後世の作品も多いのではないでしょうか。

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実話の猟奇事件を元にしたミステリー

パリで白人女性を殺して切り刻んで食べるという、猟奇的な事件を起こした佐川という青年と実際に文通した唐十郎が、事件とその手紙をもとにオマージュのように描いた作品。
白人と黄色人種を、無垢なものと汚れたものと対比させることによって更に後味の良くない世界を醸し出している。

へべれけおばさん

へべれけおばさんさん

3位(90点)の評価

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家族の闇を描きタブーに挑んだ出世作

とにかく温かいもの、かけがえのない唯一無二なものとして描かれ捉えられがちな家族関係を、表面的なハッピーエンドなどは無しに、遠慮なく内面をえぐり出す作品。
家出、同棲、AV、転校生、職場のヒエラルキー、家族との久々の再会。どんな人にも心に覚えがあるけれど、いつもは対峙を避けている部分がキリキリとするような筆致で描かれている。

へべれけおばさん

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4位(85点)の評価

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権威ある文学賞の真逆を行く暴力と混沌の世界

花村萬月氏による1998年上半期の受賞作です。後の花村氏の作品と同様に暴力と性が題材に取られており、なおかつその描写は非常に苛烈で、この作品を受賞作として選んだ選考委員の方々は、やはり権威よりも作品の本質を見抜く力があったのだと関心させられます。
あらすじは、孤児で殺人者の青年が修道院に身を寄せながら、敬虔な修道女と関係を重ね、手当たりしだいに横暴を繰り返すというもので、どこかしら現代的に解釈し直されたマルキ・ド・サドの小説を思い起こさせる部分もあります。
受け付けない人には読み進むのが困難なほどの小説ですが、氏の描く殺伐とした世界観は独特の耽美的な中毒性があります。

asap3

asap3さん

1位(100点)の評価

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独特の筆致が癖になる

町田康さん独特のパンクな文学ともいうべき特徴的な言い回しや表現がツボにハマり、気づけばあっという間に読み終えてしまった一冊。
ダメな男が主人公でどこまでが現実か虚像化が読み進めていくうちにこんがらかってくる展開や、ギャグ的だったり不条理だったりが全部詰め込まれたストーリーは唯一無二。
読むものをグイグイ町田ワールドに引っ張り込んでいく勢いは他にない存在で、これを皮切りに町田作品を一気読みしてしまいましたが、いずれも町田節がコテコテにきいた仕上がりで読んで損はなしでしょう。

ピロコ

ピロコさん

1位(100点)の評価

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戦後の日本を描いた

著者が75歳という年齢で芥川賞を受賞したということもあって、かなり難しそうに感じたのですが、中身はとても読みやすくて驚きました!
物語の内容としては戦後の日本を舞台としていて、当時の日本の情景などが浮かんでくるのがいいと思います!
父娘の家庭が戦後にある家政婦を雇うことによって大きく運命が変わってくる様子がとても面白くて、この家政婦が一体何者なのかという謎を頭に置きながら読めるのが最大の面白みだと思いました!

レントゲンマニア

レントゲンマニアさん

1位(100点)の評価

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たんたんと日々働く様子に共感が持てる

前の会社でモラハラを受けてやめたナガセ。
工場や友人の経営するカフェで働く。
節約しながら、コツコツと働く日々。
ふと工場で世界一周のクルージングのポスターを見る。
特にこれといって大事件が起きるわけでもない。
たんたんとアラサーの女性が日々働いている日常をリアルに描いている。
でも、ナガセの細かな心理の描写が秀逸で、決してすごく幸せでもないのに悲観的ではなくどことなく小気味が良い。
同じ本に収録されている12月の窓辺も同じような感じだがちょっとした事件と展開があってこれも面白い。

ソラタ

ソラタさん

1位(100点)の評価

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お伽話のようで異なる環境での生活の根無草感や虚無感を描く、ノマドの本質をとらえた作品

慣れ親しんだ環境を出て新たな環境や異文化に接する時の、とまどいや驚き、興味や探究心、すれ違いや摩擦、誤解、疲労や諦め、ありとあらゆる状況や生じる感情を、時に動物にたとえたりしながら繊細に描き出す作品。

へべれけおばさん

へべれけおばさんさん

5位(70点)の評価

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41

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