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2位エイリアン2
引用元: Amazon
『エイリアン2』(エイリアンツー、Aliens)は、1986年のアメリカ映画である。『エイリアン』シリーズの第2作。監督はジェームズ・キャメロン。前作『エイリアン』から作風を一変し、当時『ターミネーター』で一躍名を馳せたジェームズ・キャメロンを脚本・監督に迎え、原題通り無数に繁殖したエイリアンと未来兵器に身を固めた兵士との戦いを描くアクション映画として製作された。
ジャンルをひっくり返す2作目
『1』と比べていきなりジャンルをひっくり返してきた2作目の『エイリアン2』。それまでの巧妙なメタファーはかなぐり捨てて、あえて女性主人公を前面に押し出した戦争映画風の新テイストで観客を驚かせます。これはこれでジェームズ・キャメロン監督のアプローチとしては正解であり、ジャンルに新しい風を吹き込むことに成功しているので、やっぱりこの監督はそういうのが得意なのでしょう。シガニー・ウィーバーも本当にかっこいいですし、このシガニー・ウィーバーのパワフルさあってこその映画ではないでしょうか。
3位プロメテウス
引用元: Amazon
制作年 | 2012年 |
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上映時間 | 124分 |
監督 | リドリー・スコット |
メインキャスト | ノオミ・ラパス(エリザベス・ショウ)、マイケル・ファスペンダー(デヴィッド)、シャーリーズ・セロン(メレディス・ヴィッカーズ)、イドリス・エルバ(ヤネック)、ガイ・ピアース(ピーター・ウェイランド)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | http://www.foxmovies.jp/prometheus/ |
ジャンルを深遠な世界に誘う
「エイリアン」の名を冠していない『プロメテウス』は、おそらくこのシリーズが「気持ち悪いモンスターが襲ってくるだけの映画」だと思っている観客ほど困惑したと思います。『1』の生みの親であるリドリー・スコット監督は自らも『1』のジャンルを塗り替える斬新な手段をうってきました。それは壮大な叙事詩のような歴史ドラマにしてしまうということ。これによってこのシリーズはこじんまりした空間で人が襲われるのではなく、歴史全体で蹂躙されるという恐怖に生まれ変わったのです。
映画史に残るジャンルの革命
『エイリアン』は単なる気持ちが悪い怪物が出てくるホラーパニックではありません。そこには巧妙に仕組まれたメタファーがあり、世界観全体を緻密に構成しています。つまり、ただクリーチャーが出てきて人を襲いまくっていればいいわけではない、そこにはしっかり作り手の考える意味があるということをこの『エイリアン』はすでに確立しているわけで、これは『エイリアン』以降の同様のジャンル作品であってもなかなか徹底されていないことです(だからチープになってしまう)。『エイリアン』は別格の凄みというものがある、存在自体が恐ろしい映画です。