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2位サマーウォーズ(アニメ)
引用元: Amazon
あらすじ・スト-リー | 天才的な数学の頭脳をもちながらも、内気で冴えない高校2年生・小磯健二。憧れの先輩・篠原夏希からアルバイトの誘いを受け、夏希の実家へ訪問することになった。軽い気持ちでバイトを受けた健二だったが、その内容は家族の前で『偽の恋人』を演じるというもの。ある日、なんとか大役を務めながら過ごしていた健二のもとに膨大な数列が書かれたメールが届く。数学が好きな健二は、気分転換に数列を解いて送信元へ返信してしまう。このメールをきっかけに、電脳世界と現実世界で起こる大波乱が幕を開け......。 |
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制作年 | 2009年 |
上映時間 | 114分 |
原作 | 細田守 |
キャラクターデザイン | 貞本義行 |
監督 | 細田守 |
プロデューサー | 高橋望、伊藤卓哉、渡邊隆史、齋藤優一郎 |
メインキャスト | 神木隆之介(小磯健二)、桜庭ななみ(篠原夏希)、富司純子(陣内栄)、谷村美月(池沢佳主馬)、斎藤歩(陣内侘助)ほか |
主題歌・挿入歌 | 僕らの夏の夢 / 山下達郎 |
制作会社 | マッドハウス |
公式サイト | http://s-wars.jp/ |
3位映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
引用元: Amazon
あらすじ・スト-リー | 新しくカスカベに建設された大人たちに大人気のテーマパーク『20世紀博』。20世紀博内の懐かしい風景をひろしとみさえを含めた大人たちは毎日のよう満喫していたが、その傍らでしんのすけやひまわり、かすかべ防衛隊のメンバーは大人たちへの不満をもらす日々を過ごしていた。そんなある日の夜『20世紀博からの大事なお知らせ』がテレビから流れる...。 |
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制作年 | 2001年 |
上映時間 | 90分 |
原作 | 臼井儀人 |
キャラクターデザイン | 末吉裕一郎、原勝徳 |
監督 | 原恵一 |
プロデューサー | 山川順市、和田やすし、福吉健 |
メインキャスト | 矢島晶子(野原しんのすけ)、ならはしみき(野原みさえ)、藤原啓治(野原ひろし)、こおろぎさとみ(野原ひまわり)、津嘉山正種(ケン)、小林愛(チャコ)、真柴摩利(風間くん)、林玉緒(ネネちゃん)、一龍斎貞友(マサオくん)、佐藤智恵(ボーちゃん)、納谷六朗(園長先生)、関根勤(TVの声)、小堺一機(TVの声)ほか |
演出 | 水島努 |
主題歌・挿入歌 | ダメダメのうた / LADY Q
元気でいてね / 小林幸子 |
制作会社 | シンエイ動画、テレビ朝日、ADK |
公式サイト | - |
5位聲の形(アニメ)
引用元: Amazon
あらすじ・スト-リー | ”退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は。転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを着に少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。”ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子のもとを訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受けれようとする物語ーー。 |
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制作年 | 2016年 |
上映時間 | 129分 |
原作 | 大今良時 |
キャラクターデザイン | 西尾大志 |
監督 | 山田尚子 |
プロデューサー | 大橋永晴、中村伸一、植月幹夫、飯塚寿雄、立石謙介 |
メインキャスト | 入野自由(石田将也)、早見沙織(西宮硝子)、悠木碧(西宮結絃)、小野賢章(永束友宏)、金子有希(上野直花)ほか |
主題歌・挿入歌 | 恋をしたのは / aiko |
制作会社 | 京都アニメーション |
公式サイト | http://koenokatachi-movie.com/ |
真の傑作
淡い学生の恋愛を扱ったアニメーション映画といえば……「君の名は」と言われる時代がついに来てしまいました。一昔前まではアニメーション映画で負け無しだったスタジオジブリの名声が新海誠によって簒奪されてしまったのです。しかし、私はどうしても納得できません。ここで「君の名は」を批判するつもりはありませんが、この「コクリコ坂から」と比較してしまうと格の違いは歴然としています。映像美については、前者が軽薄で二次元的で奥行きの無い絵に対し、後者はミレーの絵画にも通底するノスタルジーを内包した味わい深い絵です。音楽も、明らかな商業戦略が見え透いてポップス調の前者に比較して、後者は森山良子の名曲「さよならの夏」を手嶌葵の透き通った声でカバーした、思わず郷愁に誘われるようで素晴らしいです。物語について言うと、確かに変化が乏しい点で面白さに関しては「君の名は」に軍配が上がりますが、純に芸術としての気迫と静寂があり、鑑賞後は不思議と感傷的になってしまいます。そして何よりも違うのは、深みのある人物造形と研ぎ澄まされた台詞でしょう。オタク的でいわゆる”セカイ系”の物語である新海誠作品のキャラクターは生きているようではなく、創造主に操られているように感じます。それに引き換え、ジブリ作品においては、登場人物は皆生きています、確固たる意思を持って。そこが両者の格の違いなのだと思います。ネイビーブルーに彩られた淡い学生恋愛の映画といえば、「コクリコ坂から」しかないでしょう。