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多々さんの「バッドエンド映画ランキング」

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更新日: 2020/04/13

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ランキング結果

1マルホランド・ドライブ

マルホランド・ドライブ

引用元: Amazon

『マルホランド・ドライブ』(Mulholland Drive)は、デヴィッド・リンチ監督による2001年のアメリカ合作映画である。第54回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。日本公開時のキャッチコピーは「わたしのあたまはどうかしている」。

荒唐無稽なシナリオが集約する瞬間の快感と喪失感は唯一無二

本作は《カルトの帝王》とも名高いデヴィッド・リンチが監督及び脚本を務めた作品であり、その“ぶっ飛びっぷり”は『マルホランド・ドライブ』でも顕在である。
主軸となる人物やストーリはあるものの、その脈略を微かにしか感じ取れず、話の展開は映画を視聴した人間を必ず混乱の渦へと叩き落すだろう。ただ、その混乱は本編ラスト五分までの話だ。この作品はラスト五分で豹変する。今まで見てきた奇怪で理解不能と思われていた世界は一変し、物語の確信に触れた視聴者は――絶望のどん底に叩き落とされるのだ。
そう、本作品はどこまでも“暗く”、“難解”で“悲しい物語”なのだ。この映画が持つ《奇妙さ》と《悲哀》が与えるインパクトは、今後の人格や人生に影響を及ぼしかねないモノだ。『劇薬』と言ってもいい。これほどのエネルギーを持った作品を私は他に知らない。奇作にして怪作、やはりデヴィッド・リンチは偉大だと思い知らされる一作だ。

2キャンディ(2006年)

キャンディ(2006年)

引用元: Amazon

制作年1968年
上映時間124分
監督クリスチャン・マルカン
メインキャストエヴァ・オーリン(キャンディ・クリスチャン)、マーロン・ブランド(グリンドル)、リチャード・バートン(マクフィスト教授)、ウォルター・マッソー(スマイト准将)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

主演のヒース・レジャーとアビー・コーニッシュの魅力と演技

本作は一組のヘロイン中毒者のカップルを描いた00年代の作品であり、その主題からしてハッピーエンドを望むのは愚考と言えるだろう。
しかし作品の前半部分で描かれる主人公カップルのやりとりは青春映画並みに爽やかで、見ている側も思わず笑みを溢してしまう程多幸感に満ちている。
ただ、その幸せな前半部分を超えて、物語が中盤に差し掛かると作品はどんよりとした終末感を徐々に帯びてくる。
希望や救いは一切なく、ただひたすらに二人はドラッグに溺れていき、そうなればもう破綻まで一直線だ。
ラストの“切なさ”と“余韻”は本当に胸に刺さるモノがある。
オーストラリア映画ということを加味しても、この映画はもっと賞賛を浴びていい作品である。
主演のヒース・レジャーとアビー・コーニッシュの演技力はこの頃から卓越していて、物語に興味はなくても、二人の演技を見るだけでも価値がある映画と言えよう。

3ファニーゲーム U.S.A.

ファニーゲーム U.S.A.

引用元: Amazon

『ファニーゲーム U.S.A.』(Funny Games U.S.)は、2007年に製作され、2008年に公開されたサスペンス・ホラー映画。 1997年(日本では2001年)に公開された『ファニーゲーム』のハリウッドリメイク。PG-12指定。

有無を言わせぬ、圧倒的“理不尽”

まず始めに、本作品はリメイク作である。
97年にオーストリアで公開された『ファニー・ゲーム』のハリウッド版(08年公開)だ。ただ、ハリウッド版ではあるものの――『ファニー・ゲーム U.S.A.』でも監督、脚本はオリジナルのミヒャエル・ハネケから変更はなく、作品は“セルフリメイク”という形になっている。そういった事情もあって、ハリウッド版でもオリジナル版が有していた《あの嫌悪すら覚える暴力性》は顕在である。
人によっては、この映画がトラウマになる人間もいるだろう。たかが映画ではあるが――されど映画である。本作を観賞する際にはそれなりの覚悟を持って欲しい。そういう個人的な思いもあり、この作品を“あえて”三位にした。
この映画はあまり興味本位で見る事は決しておススメしない。
別荘で休暇を過ごす家族に訪れる“理不尽な一方的暴力”に“目を覆いたくなる結末”。本作は不愉快なる要素しかないと言える。

4ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク

引用元: Amazon

制作年2000年
上映時間140分
監督ラース・フォン・トリアー
メインキャストビョーク(セルマ)、カトリーヌ・ドヌーヴ(キャシー)、デヴィッド・モース(ビル)、ピーター・ストーメア(ジェフ)、ジャン=マルク・バール(ノーマン)、ヴラディカ・コスティック(ジーン)、カーラ・シーモア(リンダ)ほか
主題歌・挿入歌I've seen it all / ビョーク
公式サイト-

5ドニー・ダーコ

ドニー・ダーコ

引用元: Amazon

『ドニー・ダーコ』(原題:Donnie Darko)は、2001年のアメリカ映画。リチャード・ケリー監督・脚本。一度では理解できない複雑な筋立てによってリバースムービーと呼ばれて話題になった。本作においてウサギがシンボルになっている。

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