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こなみんさんの「野球漫画ランキング」

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更新日: 2019/12/28

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ランキング結果

1おおきく振りかぶって(漫画)

おおきく振りかぶって(漫画)

引用元: Amazon

作者ひぐちアサ
ジャンル少年漫画
出版社講談社
連載月刊アフタヌーン(2003年11月号~)

ひぐちアサの母校愛が満載!

おおきく振りかぶってはひぐちアサの代表作です。硬式野球部がない県立西浦高校に入学した10人の少年たちが繰り広げる、普通の高校生の野球部漫画です。他の野球漫画との違いは、絶対的なエースとか、美人マネージャーとか、いないこと。ちゃんと抽選の様子がリアルなこと。野球部だけの特別措置的な話がないことです。
期末試験で赤点を取らないように、みんなで勉強をしたり、学校の合宿所にお母さんたちが手伝いに来たりと、すごく日常的な公立野球部の風景が描かれています。
対戦校の情報をお母さんたちがビデオで撮影に行くところもリアルです。ちなみに、お話に登場する、夏大の抽選会場になっていた大宮市民会館は現在老朽化により取り壊されてしまいました。
武蔵野第一の秋丸が榛名に対して、「俺たちとは偏差値が違う」というのもすごくリアルです。田島君や三橋君が西浦に入るためにすごーく勉強を頑張ったというのも頷けます。西浦は偏差値65レベルの進学校ですから。と、ひぐち先生の母校がリアルでだだもれなのに、高い人気なのは、きっと読む人が共感するところがたくさんあるのでしょう。
本当にリアルな野球部漫画です。
それもそのはず、ひぐち先生は時間があると母校の「県立浦和西高校」の公式戦の応援に駆け付け、お母さんたちと一緒に応援をしているそうです。お母さんの情報から、子供たちをモデルにして登場させているとか。
また、ちゃんと打ち上げにも参加。浦西のグランドのナイター設備は、ひぐち先生が寄付されたとか。すごすぎ・・・。まさに、母校愛あふれる野球部漫画です。

2グラゼニ(漫画)

グラゼニ(漫画)

引用元: Amazon

作者原作:森高夕次 / 作画:アダチケイジ
ジャンル青年漫画
出版社講談社
連載週刊モーニング(2011年第2・3合併号~2014年第39号)
巻数全17巻

野球がすごーくシビアな世界になっています

「グランドには銭が落ちている」という主人公の考えから付いた題名「グラゼニ」。すごいですよね。少年たちの夢をすべて砕きます。でも、なぜか見たくなってしまうのです。
凡田夏之介という主人公の名前もすごいですが、考え方もすごいです。相手打者の年俸をすべて暗記、なぜか自分よりも格下の選手にはめっぽう強いという、漫画の主人公とは思えない性格です。
他の漫画にも、プロ野球選手の厳しさはたくさん出てきます。故障が原因で自由契約になったり、他の球団からのオファーとの駆け引きなどもあります。しかし、グラゼニほどシュールなものは少ないのではないでしょうか。というか、ほとんどありません。クビになった選手が、ラジオの解説を取れるかどうか、などといった話もあるくらいですから。
夏之介自身はというと、行きつけの定食屋の看板娘ユキちゃんと結婚をしますが、その理由も自分の身の丈にあった女性は女子アナやモデル、キャビンアテンダントではないという理由が始まりでした。ユキちゃんは結構可愛いので、色々な男の人から声を掛けられていたというのに、何て失礼な理由でしょう。
でも、なぜか応援したくなるのが不思議です。
グラゼニでは、大リーグに挑戦するが夢破れ、といったところまではありませんが、その後の続編では、こういった夢のようなお話もあります。シュールな世界ばかりではありません。一応漫画ですから。

3ダイヤのA(漫画)

ダイヤのA(漫画)

引用元: Amazon

作者寺嶋裕二
ジャンル少年漫画
出版社講談社
連載週刊少年マガジン(2006年24号~2015年7号)
巻数全47巻

強豪校のリアルな現実が

ダイヤのAは、高校野球漫画の中では一般的なタイプのようですが、意外とリアルな現実も描かれています。
おお振りとは対極で強豪校のリアルな現実話があちらこちらに出てきます。例えば、主人公でもAにはなかなかなれないところや、ピッチャーが大勢いて、ちゃんとローテーションがあること。私立の強豪校らしいスカウトや合宿生活があることなどです。
「おお振り」が公立高校の野球部事情なら、こちらは強豪私立校の野球部事情です。ところで、こちらは偏差値ってどれくらいなのでしょう。
沢村栄純はあまりにもおバカなのに、御幸は賢そうなのですが。私立特有の普通クラスや特進クラスがあるタイプなのでしょうか。

あとがき

昔の野球漫画は魔球が出たり、絶対的なAや美人マネージャーがいるなどの夢のような設定がありました。
しかし、最近はリアルな日常も描かれた野球漫画が増えています。読者も夢のような世界よりも、共感するものと求めているのかもしれません。

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