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ランキング結果
1位やったろうじゃん!!
引用元: Amazon
作者 | 原秀則 |
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ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 小学館 |
連載 | ビッグコミックスピリッツ(1991年~1996年) |
巻数 | 全19巻 |
2位ラストイニング
引用元: Amazon
作者 | 原作:神尾龍 / 作画:中原裕 |
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ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 小学館 |
連載 | ビッグコミックスピリッツ(2004年6・7合併号~2014年19号) |
巻数 | 全44巻 |
リアル野球漫画の最高峰
存続の危機に立たされた母校の野球部を立ち直らせるべく、アウトローな監督が型破りな改革に挑みます。読みどころは大きく2つ。
まずは繊細な野球描写。選手のフォームや躍動感、ボールの動き方やスピード感など、とにかくリアルに描かれており、現実の高校野球を見ているような感覚に陥ります。
もう1つは、監督同士の駆け引き。お互いのベンチで、監督たちは何を考え、いかに決断しているのか。各々の個性や価値観が火花を散らす展開は、野球の玄人ほど唸らされるでしょう。今後、ますます評価を高めていくだろう傑作です。
3位ナイン(漫画)
濃縮されたあだち充ワールド
『タッチ』『H2』『クロスゲーム』『MIX』など、あだち充による野球漫画はどれも文句なしで面白いわけですが、それらの事実上の出発点である『ナイン』をここでは挙げました。
漂う独特の空気感、切なさを募らせる「間」、すれ違う淡い恋心……。あだち充ワールドのひな型がすでに完成しているだけでなく、そのエッセンスがギュッと凝縮された一作です。
スタート地点であり、傑作選でもある。ここから、もっと恋愛要素が欲しい人は『タッチ』へ、野球要素を求める人は『H2』へと派生していくのが、正しい「あだち充読み」といえるでしょう。
4位ジャストミート
野球は自由で楽しく、そしてカッコいい
フォークボールしか投げないエースや、韋駄天なのにホームランしか狙わない四番など、主人公チームの面々が個性派揃いで楽しい作品です。
序盤から中盤にかけては、彼ら特有の「目立てれば何でもいい!」精神が、既存の高校野球(あるいは高校野球漫画)におけるセオリーを破壊。痛快な気分を味わえます。
後半にかけてはシリアスな展開も多くなり、絵柄の画力も一気に上昇。クライマックスは野球漫画史に残る感動を与えてくれるので、序盤のコミカルなテンションが肌に合わないという人も、ぜひ最後まで読破することをオススメします。
5位球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由
引用元: Amazon
作者 | 石田敦子 |
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ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 少年画報社 |
連載 | ヤングキング(2010年10号~2011年)
ヤングキングアワーズ(2011年7月号~2012年11月号) |
巻数 | 全6巻 |
ジャンルの可能性を広げた、熱いスタンド漫画
広島東洋カープを応援する女性たちを描いたスタンド(観客席)漫画。
カープ女子の出現にひと役買った作品だといわれています。選手もプレイもほぼ描かれず、ひたすらファンたちの日常にスポットを当て続けるスタイルは、野球漫画というジャンルに新たな可能性を提示しました。
しかも、単なるミーハー心理ではなく、「人はなぜ野球を応援するのか?」「自分たちはプロ野球に何を求めているのか?」といった、根源的な問いかけを常に作中で描写。
絵柄は華やかで可愛らしいですが、語られるファン心理は硬派で熱いものがあります。カープファンのみならず、すべてのプロ野球ファンに読んでもらいたい一作です。
情熱と葛藤……「等身大の高校野球」
監督が主人公の作品ですが、物語の中心に据えられているのは等身大の野球部員たち。エリートでも、落ちこぼれでもない、彼らの野球に対するひたむきな姿勢と、若者らしい葛藤は、現代にも通じる普遍性を持っていると思います。
特に、天才エース・江崎が活躍し始めるまでは、その傾向が強いです。学生時代、野球をやっていた人なら、間違いなく感情移入できるはず。自分自身、10代の頃に貪り読み、今の仕事に至るひとつのきっかけになった作品だと感じます。