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楓さんの「犬漫画ランキング」

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更新日: 2020/06/16

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ランキング結果

1いぬばか(漫画)

いぬばか(漫画)

引用元: Amazon

作者桜木雪弥
ジャンル青年漫画
出版社集英社

「いぬばか」にならずにはいられない犬専門漫画

ペットショップのスタッフが主人公で、ひたすら犬についての物語が進む犬専門漫画です。ペットショップなのに犬以外の動物はほとんど出てきません。全22巻の大作犬漫画。実写映画化もされています。ペットショップなだけに、犬に関する全般的な事柄はもちろん、犬種の違いなども事細かに描かれています。ブリーダー、ドッグスポーツのアジリティ、ドッグショーの詳細なども描かれていて勉強になりました。殺処分や譲渡の話題にも触れ、結構社会派な面もあります。主人公は女の子で「きゃーかわいい!」的な浮ついた感じはあるものの、最終巻では数年が一気に飛び、主人公の愛犬のるぱんが年老いて死んでいくまでをしっかりと描いていて、作者の犬に対する真摯さが伝わってきました。最後は迂闊にも涙なしには読めませんでした。主人公が幼少期に誘拐された件とるぱんの真相が全編に渡って物語の軸になっていて、読み応えのある作品でした。

盲導犬が主人公犬の社会派犬漫画

実写ドラマ化もされた盲導犬の漫画です。結構昔の漫画なので、絵柄も現在のような犬の毛の一本一本までが分かるリアルな画ではなく、いわゆる擬人化された犬に近い印象ですが、主人公盲導犬ハッピーの表情がとても豊かで、読んでいて絶えず頬が緩んでしまいました。主人公(ハッピーの飼い主)はスキー事故で失明した22歳の女性で、失明への絶望感、視覚障碍者への差別や偏見、支えてくれる家族や友人の温かさなどが描かれます。ハッピーとの出会いにより前へ進んでいこうとする強い気持ちに胸打たれました。視覚障碍者の結婚・出産という女性ならではの葛藤も描かれます。愛犬家だけでなく、多くの方に読んでもらいたい社会派犬漫画です。

ハードボイルド犬探偵

『孤独のグルメ』で有名な谷口ジロー先生作画の犬漫画です(原作は小説)。主人公は猟師をしながら猟犬専門の犬探し探偵をしている竜門という男。山奥の小屋に猟犬である愛犬と住み、フォアローゼスを愛飲し、谷口作品らしい無口でダンディなハードボイルドな男です。ハードボイルドなのに、犬探し探偵という点がちょっと抜けている感じがして面白いです。1巻は盲導犬探し、2巻は競走馬を北海道へ逃がそうとする老人の話で、両方とも面白かったです。渋い絵柄もあいまって、人情噺的な独特の味わいがありました。たぶんもうないとは思いますが、続編を読んでみたい作品でした。

寝る前にオススメの作品

Twitter発の犬漫画です。愛犬のコーギーとの日常を描いた作品で、1話1ページの回もあるショートストーリー形式。ラフな絵柄で気軽に読め、何よりもコーギーが愛らしいです。タイトルにも示されている通り、作中ではコーギーの気持ちが幼児語で書かれていて単純にかわいいです。ユーモラスさもたっぷり。寝る前に読むとなぜかぐっすりと眠れます。

5動物のお医者さん(漫画)

動物のお医者さん(漫画)

引用元: Amazon

作者佐々木倫子
ジャンル少女漫画
出版社白泉社
連載花とゆめ(1987年~1993年)
巻数全12巻

チョビが途方もなくかわいい

正確には犬漫画ではないかもしれませんが、やはり犬の漫画といえば挙げずにはいられない名作です。言わずと知れた大ヒット作、動物漫画の金字塔。主人公の愛犬チョビの魅力は群を抜いています。写実的な画なのに、時には涙を流したり「えっ!」と驚いてみたり、困って汗を流したりと、表情豊かでなんとも愛らしいです。連載当時、ハスキー犬が一躍人気犬種となったそうですが、読んでいて無理もないと思いました。獣医学部が舞台なだけに、犬に限らず色々な動物が出てきます。愛犬家はもちろん、動物好きの方にもオススメの作品です。

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