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2位グッドフェローズ(映画)
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引用元: Amazon
制作年 | 1990年 |
---|---|
上映時間 | 145分 |
監督 | マーティン・スコセッシ |
メインキャスト | レイ・リオッタ(ヘンリー・ヒル)、ロバート・デ・ニーロ(ジミー・コンウェイ)、ジョー・ペシ(トミー・デヴィート)、ロレイン・ブラッコ(カレン・ヒル)、ポール・ソルヴィノ(ポーリー・シセロ)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
スコセッシ監督独特のフェティシズム
北野武監督とはまた違った「下町」のギャング・マフィア映画のお洒落さと猥雑さ。そうした部分を見せるという意味でスコセッシ監督以上の監督を私は知らない。イタリアンスーツを初めとする服装のお洒落さ、暴力を否定も肯定もせず「現実」として映し出し、ただただ「痛さ」を感じさせるその生々しさ、そしてギャング・マフィアを同じように皇帝も否定もせずその格好良さとかっこ悪さを描き、それが全て気心しれた仲間として描かれている、という俗っぽい感覚が凄く面白い。
3位ゴッドファーザー(映画)
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引用元: Amazon
コルレオーネのカリスマ性
上位二作とは対照的にコッポラ監督がオペラ風にギャング・マフィアを「格好いい」存在として神格化した映画、それがこの「ゴッドファーザー」である。特に第一作目はコルレオーネのカリスマ性がもう全てと言っても良いであろう。ギャング・マフィア映画のボスで彼以上の存在を少なくとも私は見たことがない。監督から主演まで一人でこなせる北野武監督とも、そしてギャングをありのまま俗っぽく描くスコセッシ監督とは違った独特の風合い、それがコッポラ監督の見せるギャング・マフィアなのだと思う。
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沖縄の映像美
初期北野武のギャング映画の傑作。個人的にはマーティン・スコセッシ監督と並ぶ名監督だが、その彼が手がけた初期の傑作。話の流れは鈴木清純監督の「東京流れ者」に酷似しており、義理深い親玉が部下を救助するためにどんどん追い詰められ、かえって自身の立場を不味くしていき、最期に追い詰められるのだが、面白いのは沖縄という地が齎す映像美と北野武独特の「笑い」の感覚が齎すシュールさ、ドライさが微塵もその悲壮感を覚えさせないというところだ。その代り、最期の頭を打ち抜くシーンに全てが凝縮されており、芸術映画としてもエンタメ映画としても個人的には最高傑作である。