ランキングの前に…1分でわかる「林真理子」
女性心理をリアルに描く「林真理子」
1954年、山梨県出身の「林真理子」。コピーライターを経て、1982年にエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』でエッセイストとしてデビュー。この作品は女性のリアルな本音が綴られていておもしろいと高い評価を得、処女作でありながらベストセラーとなりました。翌1983年には『星に願いを』で小説家としてもデビューを果たし、テレビドラマ化・映画化された『不機嫌な果実』(1996年)や、2017年より約1年にわたり日経新聞で連載されて話題を集めていた『愉楽にて』(2018)など、多数の人気作品を生み出しています。独占欲や嫉妬、優越感などの負の感情が巧みに表現されている彼女の作品は高く評価されています。
「林真理子」の受賞歴
1985年に『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞しました。そのほかにも、1998年には『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞、2018年には『西郷どん!』で第7回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞するなど、多数の賞を獲得しています。
本ランキングにおける「林真理子の書籍」の投票範囲
本ランキングにおける林真理子の書籍の投票範囲は、彼女が手がける作品です。エッセイや共著の作品にも投票が可能です。ただし、海外の作品を翻訳した文学作品はランキング対象外となります。
結婚生活とは何か?考えさせられます。
ドラマ化もされている作品です。不倫がテーマのため好き嫌いが分かれるかもしれませんが、いつも足りないことに不満を抱きながら生きていく主人公の気持ちにちょっとイラってしてしまうかもしれません。でも次が気になり時間を忘れて読んでしまいます。小説ならではの、表現もおススメです。
kaboさん
4位(85点)の評価
意外にキレイ
発刊当時、衝撃的と話題になっていましたが、読んでみたらそれほどでもなかったのが意外でした。人々の関りが想像していたよりも、あっさり描かれていたからかもしれません。とはいえ、ラストは意外や意外。人間ってわからないな、これが本能とか感情というものかと静かに驚きました。
KaMEさん
5位(75点)の評価
なんともいえない色っぽさ
男性目線からと女性目線からでは感じかたが違うであろう作品だと感じました。女性の私から見た作品では、不倫はいけないこと、なんていう世間の倫理からは離れて見られた作品で、主人公のなんともいえない色っぽく、艶かしさにはまってしまいました。
あおりんさん
2位(90点)の評価