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いつだって2人で1人
とにかく推理、捜査シーンが本格的で引き込まれる。散りばめられた伏線や記憶に残る世界観。そして何よりも主人公2人の友情が心に響くのだ。時に彼らは衝突したり、失敗したり、多くの困難にぶつかる。でも最後は必ず「変身」して2人で1人になり悪を倒す。これなくして、仮面ライダーWではないし、これが私を惹きつけた要因なのだから。
伝説は、塗り替えるもの。
これぞ、始まりの物語。重厚なストーリー、そしてかつて石ノ森章太郎先生が追い求めていた「リアリティ」のある戦いの描写。
更にフォームチェンジ要素を増加させることによってライダーの変革も示した。主人公の五代雄介は「殴る感触」が苦手な優しい青年。最初は戦えなかった彼が、人々を守る決意をすることで、真の「変身」を果たす。この伝説の物語を見届けてほしい。
明日があるから、仲間がいるから、生きていく。
欲望から生まれる怪物と戦うオーズ。しかし、それは怪物との戦いではない。その人の心の中で眠っている真意との戦いなのだ。
「手が届くのならば、救いたい」そう願う彼と「完全復活したい」欲望のままに生きる怪物のバディは、争い、衝突するが、最後にはお互いの気持ちが通じ合う。欲望に満ち溢れ、自分のことしか目にないはずの人類が手を取り合う。そんな異常が、世界を一つにし、私たちの明日を作り出している。この異常という名の奇跡の素晴らしさを教えてくれるのだ。
誰かの夢を守ること
彼には夢がなかった。でも与えられた仮面ライダーとして戦う責任が、「誰かの夢を守る」決意をさせる。
彼は孤独だった。大切な人も、信用できる人も最早いない。このまま呪われた存在として生きるのか。
様々な人物たちの思惑が交錯し、ぶつかり合う。ダークな描写と独特なキャラクター達の存在、そして「正義」を再確認させられる作品だ。
それは別れじゃない。
とにかく面白い。分かりやすいストーリー、印象に残るキャラクターたち。なにより人々が自らの過去と向き合う描写が秀逸だ。
誰だって過去をやり直したかったり、執着する。でも、主人公は
相棒たちとの別れの際、「いつか、未来で」と言うのだ。別れてしまうのは彼にとっての過去だ。どんなにつらい過去でももう彼は振り返らない。
未来へと、その足を進めていく。