1分でわかる「森博嗣」
工学博士兼小説家の「森博嗣」
1957年生まれ、愛知県出身の作家「森博嗣」。1990年に発表した研究により、名古屋大学から工学博士を取得します。大学で研究をしながら、その夏休み中に最初の執筆作品『冷たい密室と博士たち』を1週間で書き上げました。これがのちにつながる「S&M」シリーズの第1作目になります。そして1996年、当時創設されたばかりの「メフィスト賞」に『すべてがFになる』を応募。第1回メフィスト賞の受賞作品に。以後は、「V」シリーズと呼ばれる連作の1作目『黒猫の三角』や自身初のラブコメ作品『どきどきフェノメノン A phenomenon among students』、2008年には押井守監督によって映画化もされた『スカイ・クロラ』シリーズなど多くの名作を執筆しました。
名刺交換会
森博嗣は変わり者としても知られています。森は見知らぬ人に一切サインはせず、サイン会も行いません。その代わり「名刺交換会」という催しを行っています。それはその名の通り、お互いの名刺を交換する会。本人曰く「下を向いてサインをする時間を、来てくれた人との会話にあてられる。名刺によって、その人の名前も覚えられる」とのことです。