1分でわかる「荻原浩」
コピーライターから小説家に転身した「荻原浩」
1956年、埼玉県出身の荻原浩。「だれにも邪魔されない文章を書いてみたい」という思いからコピーライターとして働きながら、39歳のときに小説を書き始めました。1997年、初めて書いた長編小説『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞し小説家デビュー。その後、なかなかヒット作を生み出せずにいたところ、若年性アルツハイマーをテーマにした『明日への記憶』(2004年)で第2回本屋大賞第2位を獲得し、映画化がされたことによって彼の名が世間に広まっていくこととなりました。推理小説を得意としている彼ですが、現在では日常を描いた作品も手がけており、幅広い作風が人気です。
「荻原浩」の受賞歴
『噂』(2001年)や『あの日にドライブ』(2006年)など、数々の作品を生み出してきた荻原浩には数々の受賞歴があります。1997年に『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞した他、2005年には『明日への記憶』で第18回山本周五郎賞を受賞。2014年には『二千七百の夏と冬』で第5回山田風太郎賞を、2016年には『海の見える理髪店』で第155回直木三十五賞を受賞しました。