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Twitterでシェアランキングの前に青木さんへインタビュー!
※自社製品のクッション型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」を抱える青木さん
ランキング結果をお届けする前に、ユニークな家庭用ロボットを数多く手がけるユカイ工学代表・青木俊介さんにインタビュー。ロボットクリエイターとして活躍されている青木さんに、ロボットという存在について語っていただきました。
ロボットは人をワクワクさせる存在
ーー青木さんにとってロボットとはどういった存在ですか?
僕が子供の頃は、人間でも動物でもない不思議ないきものって「本当にいるかもしれない」っていう、ワクワクした雰囲気が世の中に漂っていた気がします。
例えば、東スポに河童発見のニュースが載ったり、みんなで山のなかに入ってツチノコを探したりってあったと思うんですけど、僕のなかでそれがすごく面白かったんです。ロボットは、河童やツチノコに近い存在なんじゃないかなと。アニメで言えば『となりのトトロ』の「まっくろくろすけ」みたいな。
ロボットもやはり人間でも動物でもなくて、いてくれるとなんかワクワクする存在だと思うんです。
ちなみに僕らが作ったクッション型セラピーロボット「Qoobo」は、『となりのトトロ』に登場する「トトロ」を参考にした部分もあります。モフモフ感をトトロっぽくしました。
僕らの作るロボットも、未確認生物や空想上のいきもののような、みなさんにとって身近で楽しい存在になってもらえたら嬉しいですね。
ーー それでは青木さんが選んだ「好きな家庭用ロボットランキング」TOP3をどうぞ!
ランキング結果
1位ルンバ i7+ i755060
引用元: Amazon
メーカー | アイロボット |
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発売 | 2019年3月 |
本体サイズ | ロボット:最大幅35.1cm x 高さ9.2cm
クリーンベース:奥行き39cm x 幅31cm x 高さ49cm |
重量 | 約4.0kg |
電源 | 充電式リチウムイオン電池 |
充電時間 / 稼働時間 | 約3時間 / 最大75分 |
公式サイト | https://store.irobot-jp.com/category/ROOMBA/I7PLUS.html |
2位Amazon Echo 第3世代
引用元: Amazon
メーカー | Amazon |
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発売 | 2019年10月 |
本体サイズ | 148㎜ x 99㎜ x 99㎜ |
重量 | 780g |
これから当たり前になっていく存在
「Amazon Echo」は、売れている数から考えても、一般に普及しているロボットの1つ。アレクサのように、話しかけたら反応してくれるロボットは、どんどん増えていき、当たり前になっていく存在だと思います。
アレクサの音声認識機能は音楽をかけてくれたり、タイマーを鳴らしてくれたりと、さまざまな面で人間のサポートをしてくれる便利な機能。これからは、アレクサにピカチュウ語をしゃべらせるとか、数字の計算をしてもらうとか、より使い方が多様化していく気がします。
3位LOVOT[らぼっと]
公式動画: Youtube
メーカー | GROOVE X |
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発売 | 2019年8月 |
本体サイズ | 約43.0cm x 約28.0cm x 約26.0cm |
重量 | 約4.2kg(服なし) |
稼働サイクル | 45分稼働+20分充電 |
公式サイト | https://lovot.life/ |
女性社員も可愛さの虜
カメラや各種センサー類を活用して、人とのインタラクションが非常によく作り込まれていると感じます。家庭向けにしてはサイズが大きいのですが、我が社でも社員の間で大人気で、かわいい〜と女性社員をとりこにしています。
声や瞳のグラフィックがすべての個体ごとに違っている、というのも魅力ですね。
こちらもおすすめ!Qoobo(クーボ)
映画を観ながらなでると中毒性がある
引用元: Amazon
弊社が手掛けたQoobo(クーボ)は「癒し」をテーマにしたロボット。家にいながら「いかに手軽にロボットをかわいがれるか」にこだわりました。
コミュニケーションの取り方は、なでるだけ。言葉を使う必要はなく、激しくなでるとしっぽの動きも激しくなったり、使う人の動きを認識してちゃんと反応するようにできています。
モフモフの毛並みにも注目してほしいです。なで心地は癒しに直結する部分なので、毛並みは開発の際に特に注力した部分になります。
ぜひ日常の何気ない場面で「Qoobo」をなでてほしいです。さわり心地がいいので、非常に中毒性があると思います。僕も映画を見ているときにずっとなでなでしています。1万2000円ほどなのでぜひ使ってみてください!
人間がルンバに合わせる
ロボット掃除機「ルンバ」は、家庭用として初めて実用化にこぎつけた、偉大なロボットだと認識しています。
ルンバがゴミを吸い取ってくれるのはもちろん、ルンバを邪魔しないように人間が部屋のなかを整理して結果綺麗になるという相乗効果もあるんです。ルンバが通れるようにソファをデザインするメーカーもあるっていう話も聞きますし、これからは人間がロボットに合わせる場面が増えていく気がします。
なによりルンバは、ロボットならではのかわいらしさがあると思います。途中でテーブルとかに引っかかって充電台に戻れなくても、人の助けを必要とするドジな感じや頑張って掃除してくれている健気さがあるので、グチグチ文句を言う人はいないはず。もしこれが単なる家電だったら「何で充電できてないんだ!」って、イライラすると思うんです。
僕もオフィスでルンバを使っていますけど、隅から隅まで綺麗に掃除してくれて、愛着が湧きますよ。