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2位赤い指(小説)
引用元: Amazon
『赤い指』(あかいゆび)は、2006年に刊行された東野圭吾の推理小説。著者が『容疑者Xの献身』で直木賞を受賞後に発表した書き下ろし長編小説でもある。 加賀恭一郎シリーズの第7作であり、加賀が練馬署の刑事として活躍する最後の作品となる。本作から加賀の従弟の捜査一課刑事・松宮脩平や看護師の金森登紀子など、『新参者』を除く以降のシリーズ作品にも登場するシリーズキャラクターが生み出された。息子の犯罪を隠匿しようとする家族と、加賀の父親・隆正が病床に伏した加賀一家の様子を交互に描かれ、加賀親子においては『卒業』で触れられてきた確執の詳細が綴られている。
子供を守ろうとする親の気持ちが連鎖する
犯罪を犯した子供を必死に守ろうとする親が、敏腕の加賀恭一郎刑事に追い込まれていく姿は滑稽なのだけれど、もうやめてくれと思ってしまいます。私だったらもっとうまくやるのに…とは誰でも思うんでしょうけど。孫の犯罪を祖母に押し付けるのは胸くそが悪いのですが、オチの部分で大号泣しました。いくつになっても親は子供が1番で守りたいと言う気持ちを体現していて、物悲しく切ない物語で、嫌な気分もありますが何度も読み直してしまいます。
切ない恋愛要素がよい社会派ミステリー
学生運動でやりすぎてしまい指名手配されて人生を棒に振った主人公が、なんだかすごい魅力的です。最初から最後まで運のない人生で、ヒロイン同様に私も主人公に恋心を抱き、切なさに泣きました。
5位オーデュボンの祈り(小説)
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『オーデュボンの祈り』(オーデュボンのいのり、a prayer)は、伊坂幸太郎による推理小説。作者のデビュー作。2000年の第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、同年に新潮社から出版された。2003年に文庫化(新潮文庫)。 2004年にラジオドラマ化、2009年に漫画化、2011年には舞台化された。主人公、伊藤のコンビニ強盗から物語は始まる。
自分が同じ立場になったら責められない
少年法は、立場によってその必要性などが問われるものです。自分が加害者の少年や、その親だったら、将来性も見据えてあってしかるべきものだと思うでしょう。でも主人公のように、自分の子が少年法に守られた少年に殺されたら?同じ復讐の道に走るかもしれません。でも実際に復讐はできるのか?あまりにも主人公に感情移入してしまい、くやしさと揺れる心中に号泣しました。復讐ものは数多くありますが。これが最高傑作。