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1位瘋癲老人日記(小説)
引用元: Amazon
『瘋癲老人日記』(ふうてんろうじんにっき)は、谷崎潤一郎の長編小説。息子の嫁に性欲を覚える不能老人の性倒錯(脚フェティシズム)が身辺雑記の日記形式で綴られた作品。
気持ち悪さ最大の探偵小説
谷崎潤一郎と言えば、日本文化に精通したエッセイや耽美な小説で知られていますが、実はよい探偵小説の書き手でもあります。
「柳湯の事件」は、「信頼のおけない話し手」という叙述トリックを駆使しながら、谷崎独特の耽美でグロテスクな筆致で描かれており、不思議な世界に誘われます。
4位卍[まんじ](小説)
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『卍』(まんじ)は、谷崎潤一郎の長編小説。両性愛の女性と関係を結ぶ男女の愛欲の物語。2組の男女の関係が交錯する「卍」模様の倒錯的な愛が大阪弁によって描かれている。
息子の嫁に欲情する老爺の愚かさを描く
この作品では、息子の嫁に劣情を抱く年老いた男が主人公として登場します。
なんとかして、嫁と性的な交わりを得ようとしますが、嫁にうまくあしらわれる毎日――。
人はこれほどまでに、愚かになれるのか。老人の必死さに笑いをこらえきれないながらも、人間の本質を垣間見ることのできる作品です。