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金田はやしさんの「谷崎潤一郎の書籍ランキング」

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更新日: 2020/03/07

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ランキング結果

1瘋癲老人日記(小説)

瘋癲老人日記(小説)

引用元: Amazon

『瘋癲老人日記』(ふうてんろうじんにっき)は、谷崎潤一郎の長編小説。息子の嫁に性欲を覚える不能老人の性倒錯(脚フェティシズム)が身辺雑記の日記形式で綴られた作品。

息子の嫁に欲情する老爺の愚かさを描く

この作品では、息子の嫁に劣情を抱く年老いた男が主人公として登場します。
なんとかして、嫁と性的な交わりを得ようとしますが、嫁にうまくあしらわれる毎日――。
人はこれほどまでに、愚かになれるのか。老人の必死さに笑いをこらえきれないながらも、人間の本質を垣間見ることのできる作品です。

気持ち悪さ最大の探偵小説

谷崎潤一郎と言えば、日本文化に精通したエッセイや耽美な小説で知られていますが、実はよい探偵小説の書き手でもあります。
「柳湯の事件」は、「信頼のおけない話し手」という叙述トリックを駆使しながら、谷崎独特の耽美でグロテスクな筆致で描かれており、不思議な世界に誘われます。

3陰翳礼讃

陰翳礼讃

引用元: Amazon

『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)は、谷崎潤一郎の随筆。まだ電灯がなかった時代の今日と違った日本の美の感覚、生活と自然とが一体化し、真に風雅の骨髄を知っていた日本人の芸術的な感性について論じたもの。谷崎の代表的評論作品で、関西に移住した谷崎が日本の古典回帰に目覚めた時期の随筆である。

日本文化を紹介するエッセイ

日本文化の趣深さを紹介するエッセイです。1位から3位までの作品を読めば、谷崎の奥深い作品世界を知ることができます。

4卍[まんじ](小説)

卍[まんじ](小説)

引用元: Amazon

『卍』(まんじ)は、谷崎潤一郎の長編小説。両性愛の女性と関係を結ぶ男女の愛欲の物語。2組の男女の関係が交錯する「卍」模様の倒錯的な愛が大阪弁によって描かれている。

5春琴抄

春琴抄

引用元: Amazon

『春琴抄』(しゅんきんしょう)は、谷崎潤一郎による中編小説。盲目の三味線奏者・春琴に丁稚の佐助が献身的に仕えていく物語の中で、マゾヒズムを超越した本質的な耽美主義を描く。句読点や改行を大胆に省略した独自の文体が特徴。谷崎の代表作の一つで、映像化が多くなされている作品でもある。

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