ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
壮大な歴史ロマン!
奈良時代から地球滅亡を迎える未来までを「イアラ」というキーワードで繋いだスケールの大きいお話。秀吉、利休、芭蕉など歴史上有名な人物も出てきます。不老不死の主人公が各時代をさ迷いながら、「イアラ」という謎の言葉と運命の女性を探し求める姿は、なんとなく人間の本質をついているようで、どことなく哲学的。楳図かずおがショキング・ホラーだけじゃない作家であることを証明した傑作だと思います。
3位神の左手悪魔の右手
引用元: Amazon
作者 | 楳図かずお |
---|---|
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 小学館 |
連載 | ビッグコミックスピリッツ(1986年~1989年) |
巻数 | 全6巻 |
凄みを感じるスプラッターホラー!
小学生のころ同級生の女の子が学校に持ってきていて、みんなでこっそり読んだ記憶があります。80年代らしく、スプラッター要素が強いのが特徴。悪夢くんこと「山の辺想」がダークヒーロー的でかっこいいやら怖いやら。「凄み」を感じるという意味では一番だと思います。
レトロな感じがかえって良い!
みやこ高校に通うエミ子と夏彦という新聞記者が主人公の短編集。絵柄もストーリーもレトロな感じですが、今読むとそれがかえって味になっていて結構好きです。「魔性の目」に出てくる謎の老人のビジュアルがかなり怖い。
衝撃のショートショート
1話8ページほどのショートショート作品集。それもほとんどの作品が1ページ1コマで描かれているので、事実上8コマで物語を構成するという斬新な手法。自分は子供のころ、これをたまたま読んで衝撃を受けたのを覚えています。掲載されたのが青年誌だったせいか大人っぽい雰囲気も魅力的。個人的には「空より」のラストが大好き。
壮絶な「通過儀礼」サバイバル!
10代の後半ごろ、分厚いB6判で一気に読んだのを憶えています。小学生が荒廃した世界で何とか生き抜こうとする壮絶な物語。何気ない日常が突然断絶されてしまうのは現実でも起こりうることなので、割とリアリティのあるテーマだと思います。高松翔と母親の時空を超えた絆は感動的。実は「咲っぺ」をめぐる三角関係が争いの元になってたりするのも、思春期の時期に差し掛かった少年っぽくていいですね。ラスト近く、大友くんの突然の「心変わり」が個人的にはツボ(笑)子供がいつか直面する「通過儀礼」をSFの形で表現した名作。大好きです。