ランキングの前に…1分でわかる「楳図かずお」
「楳図かずお」はホラーからギャグまでヒット作が多数!
楳図かずおは、1936年生まれ、和歌山県出身の漫画家。デビュー作は1955年に刊行した『森の兄妹』。グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」を漫画化した作品で、当時彼は18歳でした。1966年になると、講談社の漫画誌「週刊少女フレンド」に連載されたホラー作品『ねこ目の少女』と『へび少女』などがヒットし、「恐怖マンガ家」として有名に。怪獣たちを不気味なタッチでアレンジした『ウルトラマン』(1966年~)や人間の心が生み出す恐怖を描いた『洗礼』(1974年~)なども好評を博しました。1975年には、学校ごと未来にタイムスリップしてしまった小学生たちの運命を描いた『漂流教室』など一連の作品で第20回小学館漫画賞を受賞。そういったシリアスな作品の一方で、「グワシ」や「~なのら」などのフレーズが大流行した『まことちゃん』(1976年~)はじめとする、ギャグ作品も楳図かずおの魅力です。『漂流教室』の続編ともいえる『14歳』が連載終了した1995年以降は漫画の制作を休止していますが、タレントや映画監督などマルチに活動しています。
本ランキングで投票できる「楳図かずおの漫画」
このランキングでは、楳図かずおがこれまでに手掛けたすべての漫画作品に投票できます。連載漫画だけでなく、読み切り作品でも構いません。
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壮絶な「通過儀礼」サバイバル!
10代の後半ごろ、分厚いB6判で一気に読んだのを憶えています。小学生が荒廃した世界で何とか生き抜こうとする壮絶な物語。何気ない日常が突然断絶されてしまうのは現実でも起こりうることなので、割とリアリティのあるテーマだと思います。高松翔と母親の時空を超えた絆は感動的。実は「咲っぺ」をめぐる三角関係が争いの元になってたりするのも、思春期の時期に差し掛かった少年っぽくていいですね。ラスト近く、大友くんの突然の「心変わり」が個人的にはツボ(笑)子供がいつか直面する「通過儀礼」をSFの形で表現した名作。大好きです。
こべいぬさん
1位(100点)の評価
荒れ果てた大地が未来とは・・・
未来というと、大体の人は「希望」のようなものを感じると思います。でもこの作品においての未来とは、絶望の大地が広がるだけでした。小学校ごと転移したら、そこは荒れ果てた大地が広がるだけ。それどころか未知の生物まで襲ってくる恐怖に満ちた場所でした。ここはどこだ?と調べた結果、未来とは・・。連載当時にこの作品を読んだ時は物凄い衝撃を受けました。
ニキータに聞いたさん
1位(100点)の評価
SFでヒューマンで冒険な傑作!
小学生たちが突然、小学校ごとどこかに飛ばされてしまうという突拍子もない設定が、リアルな描写で楽しむことが出来ます。
圧倒的な発想力で描かれる世界観が最高です。
そして、人間の怖さ優しさ強さなども楽しむことが出来ます。
これはSF漫画であり、ヒューマン漫画であり、冒険漫画であります!
Ryo011さん
2位(90点)の評価