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1位Blue Jasmine / 米津玄師
引用元: Amazon
『花に嵐』から連続して聞くべき
タイトルの通りです
勿論それぞれ単体でも名曲であることは確かです
しかし、『海と"山椒魚"』というタイトルやその歌詞から、この曲が井伏鱒二の『山椒魚』という作品を意識して作られたものではないでしょうか
そして井伏鱒二の訳した有名な詩の中に、「花に嵐の例えもあるぞ さよならだけが人生だ」というフレーズがあります
これらを踏まえると米津さんが良曲の関係を全く考えていないとは考えづらいです
あとは自身の耳で確かめてください
『花に嵐』から続けて聞くことで『海と山椒魚』の理解が深まるはずです
「あなたの抱える憂が その身に浸る苦痛が」「流れ落ちますように」という祈りの言葉が、より痛切に感じられると思います
真っ直ぐな愛情
米津玄師は「どこへも行けない」とよくネタにされていますが『blue jasmine』を終曲とする『Bremen』は正に「どこにも行けない」からこそ、「ここではないどこか遠くの方」へ歩いて行こうというコンセプトのアルバムだと思います
そうやって歩き続けたところで希望の地へ辿り着けるかはわからないけど、たとえ全て無くしてしまったとしても、私はあなたを愛していると
窮屈な世界の中でもがき続ける私たちの不器用な生き方を丸ごと肯定してくれる、愚直なラブソングです