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2位きよしこ
引用元: Amazon
『きよしこ』は、重松清による短編小説集。 新潮社より2002年11月に刊行された。いずれの作品も、作者自身の幼少期がモデルの少年きよしが主人公を務めている。 重松自身も吃音であり、その当時のつらい思い出などをまとめたものと言えるだろう。
吃音を持って上手く話せない少年のストーリー
このお話の主人公は、生まれつき吃音を持った少年です。
言いたいことがあっても吃音が恥ずかしくて気にしてしまい、自分の殻に閉じこもってしまうのですが、少しずつ成長していくストーリーです。
これは作者自身の実体験と言われています。
中学生の不安定な心がリアルに表現されている
この小説は私が重松清さんの小説を読むようになったきっかけでした。
主人公は中学生の男の子で、少年の繊細で不安定な上手く描写されています。
通り魔の事件のことやクラスメイトのこと、日常のささいなことから大きな事件まで、中学生にとっては毎日のあらゆる出来事に適応するのが精一杯。
そんな誰もが経験したであろうことが、この小説で思い出させてくれます。
悲しく切ない父と息子のハートウォーミングなストーリー
私が重松清さんの作品の中で一番好きな作品は、ドラマ化されたことでも有名な「流星ワゴン」です。
私はドラマを見ていないので原作通りになっているかは分かりませんが、小説はとても切ないストーリーになっています。
離婚やリストラと不幸が続く主人公の元に、若い頃の父親が現れ、突然ワゴンで過去にタイムスリップしてドライブすることになります。
人生であったいろいろな分岐点を2人で振り返りながら、人生をやり直すストーリーです。