1分でわかる「重松清」
家族の絆を描くことが多い「重松清」
重松清は、1963年生まれ、岡山県出身の作家。1991年に発表した青春小説『ビフォア・ラン』でデビューを果たします。続いて1999年に『ナイフ』で坪田譲治文学賞を受賞すると、同年に『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。そして2001年『ビタミンF』で最高の文学賞の1つ、直木賞を受賞しました。2002年には「本の雑誌年間ベスト1」に選ばれた人気作『流星ワゴン』を発表。以後は2005年に友情を題材にした短編集『きみの友だち』や原作・ドラマ共に高い評価を得ている『とんび』、傷を抱えた生徒たちとの交流を描いた『青い鳥』などを執筆します。絆や友情などをテーマにした作品が多いことで知られている重松清。一方で2012年に発表した『疾走』は、それまでの重松清作品とは毛色の違う衝撃作として各方面で話題になりました。
矢沢永吉の熱心なファンだった重松清
重松清はロックンローラー「矢沢永吉」の熱心なファンです。名曲『成りあがり』の歌詞に沿い、フォークギターを抱えながら夜行列車に飛び乗り上京。しかし、いざ東京に着くと、交通機関の混雑で死ぬかと思ったそう。それでも矢沢永吉や、同じくファンである吉田拓郎について、「地方に住む僕たちに『上京の物語』を与えてくれた」と感謝しています。
友だちとは?
友だちとは?を考えさせてくれる本であり、友だちが少ない私にとって希望と一つの答えを与えてくれものでした!重松さんは教育学部の出身ということもあってか、どの作品でも子どもたちの描き方が丁寧で、本作ではその魅力がぎっしりと詰まっていると思います!
わたさん
1位(100点)の評価
いつまでも心に残る話
読んだあとも、心に残るというか、忘れられない話です。とても深い。特に最後の場面は“やっと意味がわかった”と、するする謎だったものが溶けていくような感じです。(ミステリーな話ではないですが) 個人的に“三好くん”というキャラクターが出てくる話に感動し、涙しました。好きだ、という話がきっと、でてきます。
Ki_yuさん
1位(98点)の評価
友だちとは何か、哲学的なことを考えさせられる
友だちとは、友だちは必要なのか、なぜいるのかということを考えさせられます。また、今後の人生に関わることを教えてくれる重松清さんの本、ぜひ読んでみてください!
ほのさん
1位(100点)の評価