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2位ループ(小説)
引用元: Amazon
『ループ』は、鈴木光司によるミステリーホラー小説。鈴木の大ベストセラーとなった小説『リング』シリーズの完結編。1998年、角川書店より初版。 「見ると死ぬ呪いのビデオ」に始まる不条理な恐怖を描いた『リング』、その後日譚を医学的視野から描いたサスペンスタッチのホラー『らせん』に続くシリーズ第3作であると共に、一連の物語の完結編である。
まさかのSF。
いわゆるリング三部作の三作目。
三部作とされるだけあって実際に三作ともストーリーも登場人物も繋がっているのですが、鈴木光司のすごいところはそれぞれの本ごとで違うジャンルに挑戦していること。
完結編である本作はなんと近未来SF。
この不可思議な物語を解決するにはSFしかない、というのも確かに筋の通った話ではありますが、それをきちんと取材して実行するところ、そして不可思議で終わることも許されるホラーというジャンルにあえて理屈付けしようとした心意気も面白い。
そこには当然賛否両論ありますが、リングシリーズが壮大なSFだったと考えればそれはそれで面白い。
3位らせん(小説)
引用元: Amazon
『らせん』は、鈴木光司のサスペンス・ホラー小説、及びそれを原作としたテレビドラマ、映画、漫画。第17回吉川英治文学新人賞受賞作品。 小説『リング』の後日談を描いた続編。前作で登場した「見ると1週間で死ぬ魔のビデオ」というオカルト的要素に対し、医学者である主人公らが分子生物学的知見からの解明を試みるサイエンス・フィクション。
謎解きのはじまり。
三部作完結編「ループ」にて、「リング」から始まった謎のとんでもない解決策を見出した鈴木光司ですが、リングの時点でもその片鱗は既に見えていて、天然痘などを流用して呪いのビデオへの理論付けを試みていました。
元々理系的な考え方をする人なんでしょうね。
そんなリングでの理論付けをさらに深化させたと言えるのがこの作品で、前作の主人公が記者と哲学者だったのに対して、本作は監察医。
作者の興味がどこへ移っていっているのかがわかります。
すべてのはじまり。
日本中にリングブームを巻き起こし、世界にも広がった和製ホラーブームの旗手ともなりました。
メインキャラクターの貞子は今や「13日の金曜日」のジェイソンのように、独立したホラーキャラクターとして愛されています。
この小説を読んだ後は、やはりテレビを見るのが怖くなる。