1分でわかる「鈴木光司」
ホラーブームの火付け役となった「鈴木光司」
1957年、静岡県出身の鈴木光司。慶應義塾大学文学部卒業後、専業主夫として家事や子育てをこなす一方、自宅で学生塾を開き一人で全教科を教えながら小説も執筆していました。1990年に発刊された『楽園』でデビューを果たし、日本ファンタジーノーベル大賞優秀賞を受賞。翌年1991年に発表した、大人気ホラーシリーズ『リング』が横溝正史ミステリ大賞最終候補まで残り、そのあと映画化されたことによって、ホラーブームの火付け役となりました。また、1996年に刊行されたホラー短編集『仄暗い水の底から』を含む、彼の作品が日本のみならずハリウッドからも注目されるようになり、リメイク版『ザ・リング』や『ダーク・ウォーター』として制作されました。
鈴木光司の受賞歴
小説やエッセイなど、さまざまな作品を手掛ける鈴木光司。デビュー作『楽園』では日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。大ヒットした『リング』の続編『らせん』では吉川英治文学新人賞を受賞しました。また、長編サイエンスホラー『エッジ』では日本人初となるシャリー・ジャクスン賞(長編部門)を受賞しました。
本ランキングにおける「鈴木光司の書籍」の定義
このランキングにおける「鈴木光司の書籍」の定義は、彼が手がける小説作品です。エッセイや共著・アンソロジーなどの作品からも投票が可能です。
ジャパニーズホラーブームの火付け役になった名作!
観たものは死んでしまう呪いのビデオという何度も擦られたありがちなテーマながら、張り巡らされた伏線を回収していく謎解き要素たっぷりのストーリーは良質のサスペンスを読んでいるようでした。もちろん鈴木光司の鬱々とした雰囲気の文章表現も素晴らしくホラー作品としても名作です。
ぽんさん
1位(100点)の評価
怖さに植えた私が怖いと感じた
貞子の過去と心霊化した貞子がなぜ誕生したのかの理由がおぞましく、他のホラー小説とは一線を画していると思います。文章を読んだだけで想像力が掻き立てられ、終始背筋がゾワゾワしっぱなしでした。ホラー、心霊系は全く平気な私が怖いと感じた初めての小説でした。
ジョーさん
1位(100点)の評価
すべてのはじまり。
日本中にリングブームを巻き起こし、世界にも広がった和製ホラーブームの旗手ともなりました。
メインキャラクターの貞子は今や「13日の金曜日」のジェイソンのように、独立したホラーキャラクターとして愛されています。
この小説を読んだ後は、やはりテレビを見るのが怖くなる。
はいとーんさん
1位(100点)の評価