ループ(小説)の詳細情報
参考価格 | 792円(税込) |
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『ループ』は、鈴木光司によるミステリーホラー小説。鈴木の大ベストセラーとなった小説『リング』シリーズの完結編。1998年、角川書店より初版。 「見ると死ぬ呪いのビデオ」に始まる不条理な恐怖を描いた『リング』、その後日譚を医学的視野から描いたサスペンスタッチのホラー『らせん』に続くシリーズ第3作であると共に、一連の物語の完結編である。 (引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
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鈴木光司の書籍ランキングでの感想・レビュー
鈴木光司の書籍ランキングでの感想・レビュー
鈴木光司の書籍ランキングでの感想・レビュー
まさかのSF。
いわゆるリング三部作の三作目。
三部作とされるだけあって実際に三作ともストーリーも登場人物も繋がっているのですが、鈴木光司のすごいところはそれぞれの本ごとで違うジャンルに挑戦していること。
完結編である本作はなんと近未来SF。
この不可思議な物語を解決するにはSFしかない、というのも確かに筋の通った話ではありますが、それをきちんと取材して実行するところ、そして不可思議で終わることも許されるホラーというジャンルにあえて理屈付けしようとした心意気も面白い。
そこには当然賛否両論ありますが、リングシリーズが壮大なSFだったと考えればそれはそれで面白い。
小説ランキングでの感想・レビュー
鈴木光司の書籍ランキングでの感想・レビュー
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想像の斜め上を行く展開に、度肝を抜かれました。
「リング」「らせん」の延長として読み始めたため、当然のごとくホラー小説だと思っていたのに、その実がしっかりと計算しつくされたサイエンスフィクションであり、それでいながら読み進めるにしたがって、本来であれば相いれないものであるはずの”怪奇現象”と”科学”がきちんと共存できる理由が解き明かされていく様は、圧巻としか言いようがありません。
”いま私たちがいる世界もまた、「リング」や「らせん」の世界のように、誰かによって作られた世界なのでは”と、考えずにはいられない読後感に恐怖を覚えました。
●×●さん(女性・40代)
1位(100点)の評価