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1位残菊物語(1939年)
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引用元: Amazon
『殘菊物語』は、溝口作品の中でも評価されている戦前の映画であり、1939年のキネマ旬報邦画ベスト・テン第2位に入賞した。溝口の監督作品の『芸道三部作』の一つとして知られている(ただし、他の『浪花女』、『芸道一代男』は現存しない)。本作は、溝口作品の中で、ほぼ全てが現存する数少ない戦前作品となった(146分中143分現存)。
2位her/世界でひとつの彼女
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名優、ホアキン・フェニックスを堪能せよ
この映画の如く、スパイク・ジョーンズ監督の如く、詩的にユーモラスに世界を眺められたらどんなに素敵なことなのだろうと。
映像、音楽、衣装、美術、演技、セリフの端々から何もかもが私の琴線に触れる。この映画の世界にずっと浸かっていたい思わせる。
これは単にOSと人間の切ない恋愛話ではない。むしろとても幸せに満ちた人間賛歌だと私は思う。この世界は素直な心でよく見てよく耳を澄ませば素晴らしいものや人で溢れているのだと改めて気づかせてくれる。
3位ワン・デイ 23年のラブストーリー
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引用元: Amazon
アン・ハサウェイ史上最高のアン・ハサウェイ
アバンタイトルからのオープニングクレジットが始まるまでからもういちいち気が利いていて巧いし、話の構成も語り口も見事。流石はあの「17歳の肖像」の監督なだけある。
人生の選択と後悔を巡るお話。
あの日(ワン・デイ)はもう戻らない…
なんとなくハッピーな着地をするラブストーリーだと思っていたら、まだ残り20分弱尺がある…と少し不思議に思ったのも束の間、あんなことが起こるとは…本当に不意をつかれたし良い意味で裏切られた。凡百のラブストーリーも好きだが、ここで完全に凡百のラブストーリーとは一線を画していることを決定づけた。
メガネ姿のアン、チャイナドレス姿のアン、きわどい水着姿のアン、ショートカットのアン、拗ねるアン…徹頭徹尾可愛い(笑)
くっつきそうでくっつかないこのじれったさは「あと1センチの恋」を思い出したが、こちらの方が先ですね。
そしてトドメの一撃はエンドロールのエルヴィス・コステロの曲…
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世界に誇る名匠、溝口健二のメロドラマ史上に残る名作。
日本を代表する映画評論家、淀川長治氏や蓮實重彦氏が史上最高の日本映画の1つに挙げるのも納得する他ない名作。
アメリカには「街の灯」、日本には「残菊物語」がある!
先日マックス・オフュルス監督の「快楽」という作品を観て、ヒッチコック「めまい」以前にこんなにも変幻自在な撮影法を駆使して撮られた映画があったのかと驚いたが、本作「残菊物語」でもすでにそれに匹敵するような実験的な長回し撮影やクローズアップなどが行われており、ヨーロッパ以上に当時の邦画は前衛的だったとも言える。
一瞬たりとも構図が乱れない絵画のようなショットの連続、あまりに切ないラストに号泣。お徳さんのなんと健気なこと…