残菊物語(1939年)の詳細情報
参考価格 | 500円(税込) |
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『殘菊物語』は、溝口作品の中でも評価されている戦前の映画であり、1939年のキネマ旬報邦画ベスト・テン第2位に入賞した。溝口の監督作品の『芸道三部作』の一つとして知られている(ただし、他の『浪花女』、『芸道一代男』は現存しない)。本作は、溝口作品の中で、ほぼ全てが現存する数少ない戦前作品となった(146分中143分現存)。 (引用元: Wikipedia)
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感想・評価
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世界に誇る名匠、溝口健二のメロドラマ史上に残る名作。
日本を代表する映画評論家、淀川長治氏や蓮實重彦氏が史上最高の日本映画の1つに挙げるのも納得する他ない名作。
アメリカには「街の灯」、日本には「残菊物語」がある!
先日マックス・オフュルス監督の「快楽」という作品を観て、ヒッチコック「めまい」以前にこんなにも変幻自在な撮影法を駆使して撮られた映画があったのかと驚いたが、本作「残菊物語」でもすでにそれに匹敵するような実験的な長回し撮影やクローズアップなどが行われており、ヨーロッパ以上に当時の邦画は前衛的だったとも言える。
一瞬たりとも構図が乱れない絵画のようなショットの連続、あまりに切ないラストに号泣。お徳さんのなんと健気なこと…
たやまけいたさん(男性・30代)
1位(100点)の評価