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まっしーさんの「樽屋雅徳の曲ランキング」

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更新日: 2020/10/18

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まえがき

樽屋雅徳作品の魅力は、何と言ってもストーリー性の高さと臨場感に溢れた音楽にあると思います。

今回、樽屋作品の中からランキングを作るにあたり、選定基準は「ストーリー性と臨場感が感じられる音楽」にしようと思います。

多くの方と樽屋作品の魅力を共有できたら嬉しいです。

ランキング結果

映画音楽のような臨場感ある名曲

まるで映画音楽を聴いているかのような臨場感と物語性が感じられる樽屋雅徳の名曲。
豪華客船「タイタニック号」の一等航海士であるW.M.マードックと、タイタニック号の沈没事故をモチーフとして作曲されています。

冒頭は、出航前の穏やかな風景を思わせるゆったりとした音楽で始まりますが、氷山に衝突するシーンで急に音楽が展開します。

この曲を聴いていると、映画のシーンが目に浮かんでくるようで、色彩豊かな音楽の展開に引き込まれていきます。
特に樽屋作品の醍醐味を味わえる曲であり、必聴の一曲。

樽屋雅徳の独特の世界観が感じられる名曲

今から約500年前の、マゼランによる世界一周の大航海をモチーフに作曲された樽屋雅徳の名曲。

曲は冒頭から物々しい雰囲気で始まります。これから始まるであろう前途多難な航海を予感させるように。金管楽器や打楽器の聴かせどころが満載の音楽です。
対照的に木管楽器は、速い指回りの陽気なパッセージや、ゆったりとした美しいメロディが魅力です。

フィナーレは、世界一周の達成を祝うかのように高揚感であふれ、スケールの大きさと迫力が感じられます。
樽屋雅徳の独特の世界観が感じられる必聴の名曲。

出雲神話が由来の和テイストの名曲

ヤマタノオロチの神話をモチーフに作曲された樽屋雅徳の名曲。

和太鼓や締太鼓、神楽鈴、ちゃんちき、といった和楽器が登場し、日本古来の神話の雰囲気が強く感じられます。
神話の主人公クシナダ姫の涙の物語がモチーフになっており、フルートなどによる数々のメロディには物悲しさと美しさが漂っています。

決して単なる物悲しいだけの音楽にとどまらず、後半以降に力強い迫力ある聴かせどころが数多く用意されているところは、やはり樽屋作品の醍醐味であり魅力であると言えるでしょう。

通常編成版の他に小編成版の楽譜も出版されているので、楽団の規模によらず幅広くおすすめします。

革命の迫力と臨場感が感じられる名曲

19世紀のフランス7月革命をモチーフに作曲された樽屋雅徳の名曲。

曲名からも分かるとおり、ドラクロワの名画「民衆を導く自由の女神」をモチーフに作曲されています。
「フランス7月革命」がテーマだけあって、曲は嵐(革命)の前の静けさから始まり、次第に民衆による蜂起、そして革命の実現に向けて緊張感と高揚感が高まっていく様子が伝わってきます。

女神マリアンヌの登場とともに、ユーフォニアムによる美しいソロが現れます。
この美しいソロは、高音木管楽器、オーボエ、ホルン、トランペット、チューバへの受け継がれ、壮大なエンディングを迎えます。

樽屋作品の中でも特に歴史や物語性、迫力、美しさ、温かさなどがしっかりと感じられる名曲です。

あとがき

樽屋作品はどれを取っても名曲ばかりで、順位付けをするのにかなり悩みました。
皆さんはどのように感じられたでしょうか?

樽屋作品のファンの方もまだそうでない方も、多くの方々と樽屋作品の魅力を共有できたら幸いです。
少しでも共感いただける部分がありましたら、ぜひ共感ボタンをポチッと押していただけると嬉しいです。

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