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2位Honey Bitter
引用元: Amazon
作者 | 小花美穂 |
---|---|
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | 集英社 |
連載 | Cookie(2004年2月号~2015年3月号)
Cookie電子版(2016年3月号~2019年1月号) |
巻数 | 全14巻 |
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作者 | 小花美穂 |
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ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | 集英社 |
連載 | Cookie(2004年2月号~2015年3月号)
Cookie電子版(2016年3月号~2019年1月号) |
巻数 | 全14巻 |
現代っ子たちも読むべき漫画
ほんとうに少女漫画誌で連載していたのか……と考えてしまうほどに重い内容。
生後すぐに実母に捨てられた主人公の少女が、12.13歳ではなかなか経験するようなことがなさそうな、複雑な問題にぶつかっていく話。小学校での学級崩壊や家庭崩壊をはじめ、主人公が子役という設定もあり、マスコミの報道などにも焦点があてられる。どれもこれも、実にリアルなんだ。途中で読むのに疲れてしまうくらい、リアルだ。実際、何度もコミックを閉じたが、最後まで読んでよかったと思えている。
自分がこどものおもちゃを読んだのが高校生の頃だったが、連載当時この作品を読んでいた小中学生たちは、この重たい内容が理解できていたのだろうか?かなり難しいと思うが、逆にその内容の重量が、今でも小花美穂先生の名作と言われ続けている証拠だろう。
主人公を介して、本当の家族とは、血の繋がりなのか、それとも過ごした時間なのか、ということについて考えさせられる回があり、そこは何度読んでも泣けてしまう。主人公と育ての親の実紗子さんとの関係性が、自分にとっての理想の親子だ。
また、主人公の同級生の羽山も、こどものおもちゃにいなくてはならない重要なキーパーソンだ。クラスの問題児だったが、主人公が正面からぶつかっていくことで、素の自分や過去のトラウマをさらけ出すようになる。主人公のさなと羽山が、お互いにとってなくてはならない存在になっていくのが、読んでてほっこりしてくる。
ぜひ、現代の少女たちにも読んでほしい名作だ。