富士京
引用元: Amazon
ファンであれば当然御存知でしょうけれど、4回目の赤いシリーズで初の主演を務め上げ、主題歌は初めてシングルのA面になりました。累計で50万枚を超えて全シングルでは5位に入りますが、オリコンチャートの週間では初登場3位から数週間3位をキープしましたが、「横須賀ストーリー」「パールカラーにゆれて」に続き3曲連続1位にはならなかった作品です。「パールカラー…」よりも3万枚ほど上回りますが。当時のオリコンの小池社長の話によると、1位になってもおかしくない売上ではあるが、都はるみの「北の宿から」と研ナオコの「あばよ」の首位争いが激しくタイミングが悪い…との解説をTV番組「ギンザNOW」でしておりました。チャート100位以内の週数でいうとこの曲の24週は「ささやかな欲望」の25週に次いで2位となります。「ささやかな…」はB面が「赤い疑惑」の主題歌の「ありがとうあなた」なので納得です。昔のドラマは半年間の放映でしたので、ロングセラーになり得たのでしょう。3位は23週で「横須賀ストーリー」と「いい日旅立ち」が同率となりました。作詞は前作に続き千家和也、作曲も同様に佐瀬寿一、編曲は馬飼野康二が担当でした。詞も曲も素晴らしいのですが、馬飼野氏の編曲がまた素晴らしく、衝撃的なイントロから入りディスコ調のリズムが全体を包む仕上がりですが、個人的には2コーラス目の「…答えは愛だけ〜」の後の短めのキュイーンというエレキギターの音が凄く気に入っております。編曲大賞なんて賞番組があったなら、この年は馬飼野氏にあげたいくらいです。ドラマのあらすじは新米刑事の誤射が将来を有望視されている高校生短距離走者であり大企業の社長令嬢である物語のヒロインに当たってしまい下半身不随になってしまう。二人はやがて心通わせ、加害者と被害者の立場を越えて将来を考えるようになるが、双方の家庭は因縁のある敵同士でロミオとジュリエット状態。すったもんだの末に最終回では血のにじむようなリハビリを乗り越えたヒロインが見事競技に復帰し、最後の砦である彼の母親に結婚を認めてもらいハッピーエンドとなる。奇跡の起こらなかった「赤い疑惑」とは正反対のエンディングはおそらくファンへの罪滅しかもしれませんね。
'70年代に、小柳ルミ子や森昌子、石川さゆりのような演歌調のアイドル歌手は存在しても、ロックを歌いこなすアイドルは山口百恵、アン・ルイスくらいなものでしょう。まぁ、所属事務所の方針があり、好きな楽曲に意見したり恋愛の自由がない'70年代でしたから、それを最初にやってのけたのは百恵さんが初めてでしょうから、やはり凄いことですよね。数ヶ月前のTV番組に出演していた仲のいい先輩である小柳ルミ子の話によると百恵さんはかなりの勉強家で、様々なジャンルの音楽を聴いていたそうです。その中の一つがロックンロールで、スージー・クワトロがお気に入りだとか、週刊誌で読んだ記憶があります。恋人宣言の後に発表されたシングル「愛染橋」や引退発表の記者会見後のアルバム「春告鳥」には「結婚」をテーマにした曲が数曲収録されており、「愛染橋」同様にシングル候補にもなっていたとも聞きました。婚前に「未亡人」はないだろう…というスタッフの意見もあったそうですが、結局は話題作りにもなるであろう、この曲に辿り着いたそうです。アルバム「メビウス・ゲーム」からのシングル・カットですが間奏部分の聴きどころの数十秒がカットされていて残念です。これもシングルを売り上げる戦略だったのでしょう。百恵さんは念願のロックンロールに挑戦出来て本望だったと思います。TBSの「ザ・ベスト・テン」では2週連続1位の際に屋外でオープンカーによるパレード状態でしたね。そして、アイドルによるロック路線への挑戦は'80年代の中森明菜や中村あゆみ、’90年代の相川七瀬へと引き継がれていくのだと思います。
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赤いシリーズ初の主演を務めた主題歌は初のA面になり、馬飼野康二の編曲が際立つ作品
ファンであれば当然御存知でしょうけれど、4回目の赤いシリーズで初の主演を務め上げ、主題歌は初めてシングルのA面になりました。累計で50万枚を超えて全シングルでは5位に入りますが、オリコンチャートの週間では初登場3位から数週間3位をキープしましたが、「横須賀ストーリー」「パールカラーにゆれて」に続き3曲連続1位にはならなかった作品です。「パールカラー…」よりも3万枚ほど上回りますが。当時のオリコンの小池社長の話によると、1位になってもおかしくない売上ではあるが、都はるみの「北の宿から」と研ナオコの「あばよ」の首位争いが激しくタイミングが悪い…との解説をTV番組「ギンザNOW」でしておりました。チャート100位以内の週数でいうとこの曲の24週は「ささやかな欲望」の25週に次いで2位となります。「ささやかな…」はB面が「赤い疑惑」の主題歌の「ありがとうあなた」なので納得です。昔のドラマは半年間の放映でしたので、ロングセラーになり得たのでしょう。3位は23週で「横須賀ストーリー」と「いい日旅立ち」が同率となりました。
作詞は前作に続き千家和也、作曲も同様に佐瀬寿一、編曲は馬飼野康二が担当でした。詞も曲も素晴らしいのですが、馬飼野氏の編曲がまた素晴らしく、衝撃的なイントロから入りディスコ調のリズムが全体を包む仕上がりですが、個人的には2コーラス目の「…答えは愛だけ〜」の後の短めのキュイーンというエレキギターの音が凄く気に入っております。編曲大賞なんて賞番組があったなら、この年は馬飼野氏にあげたいくらいです。
ドラマのあらすじは新米刑事の誤射が将来を有望視されている高校生短距離走者であり大企業の社長令嬢である物語のヒロインに当たってしまい下半身不随になってしまう。二人はやがて心通わせ、加害者と被害者の立場を越えて将来を考えるようになるが、双方の家庭は因縁のある敵同士でロミオとジュリエット状態。すったもんだの末に最終回では血のにじむようなリハビリを乗り越えたヒロインが見事競技に復帰し、最後の砦である彼の母親に結婚を認めてもらいハッピーエンドとなる。奇跡の起こらなかった「赤い疑惑」とは正反対のエンディングはおそらくファンへの罪滅しかもしれませんね。