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1位葉桜の季節に君を想うということ
引用元: Amazon
『葉桜の季節に君を想うということ』(はざくらのきせつにきみをおもうということ)は、歌野晶午の長編推理恋愛小説。2004年のあらゆるミステリーの賞を総なめにした。
自分なりのAを見つけてみてください。
主人公はでてきません。ある出来事の関係者への質問とその答えだけで話が展開されていきます。
質問される人もする人もいろんな人が登場します。
最後に全員の話をつなぎ合わせたら事件の真相がわかるのかと思いきや、結局わからずに終わってしまいます。
そんなのありなの?と一瞬思ったのですが、それでも楽しく最後まで読めたのはやはり面白い小説だからだと思うので2位に選びました。
真相がはっきりしないだけに十人十色の答えがある本だと思うので、他人の考察を聞いたり、時間をおいて読み直してもう一度考えてみたりという楽しみ方もできると思います。
2つの時間軸の物語がどんどん迫ってきて交差する展開にドキドキします!
ミステリー小説のカテゴリーにありますが、どちらかというと青春小説の色が強い作品です。
主人公は口がきけないのですが、彼はなぜ口がきけなくなったのか、そんな彼はこれからどうなっていくのか、2つの時間軸で真相に迫る様子は一気読みしてしまう面白さでした。
また、主人公は解錠が得意なため犯罪に手を染めてしまう暗い部分もあるのですが、その一方でまっすぐな恋愛模様もありそこも目が離せません。
一人の男の子の青春小説としても言うことなしの作品だと思います。
4位死のドレスを花婿に
引用元: Amazon
『その女アレックス』の原点となる恐怖のイヤミス 狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。驚愕の傑作。
とにかくトリックが怖い!人間の狂気を感じる一冊です。
被害者の女性サイドと加害者の男性サイドで書かれています。
とにかくトリックが怖かった。闇が深く、人間の狂気を感じます。
被害者と加害者の対立構造になっていますが、最終的に被害者が逃げ切ります。
そのときの終わり方がすがすがしく、安心して終わりました。
様々なミステリー小説がありますがこんなに狂ったトリックはなかなかないと思い選びました。
5位十角館の殺人
引用元: Amazon
『十角館の殺人』(じゅっかくかんのさつじん)は、推理作家・綾辻行人のデビュー作品である長編推理小説。1987年に出版され、「館シリーズ」の第1作となる。日本のミステリー界に大きな影響を与え、新本格ブームを巻き起こしたとされる。この小説の登場を期に、本格ミステリ界では「綾辻以降」という言葉が使われるようになった。累計発行部数は、100万部を突破している。
たった一行で世界が変わる感覚に鳥肌がたちました!
いわずと知れたミステリーの名作です。
ミステリー好き程騙されるという謳い文句の通り、まんまと騙されました。
後にも先にも、あの一行ほど忘れられない衝撃はありません。
私が叙述ミステリーにはまるきっかけにもなった作品なので選びました。
あの衝撃を1度しか味わえないのが残念でもあります。
ミステリー小説でありながら、淡くて綺麗な恋愛小説としての面白さもある
叙述トリックにまんまと騙されました。確かにところどころ違和感があるのですが、それでもそのまま読み進められるのは作者の技量だと思います。
最後に違和感の理由が分かった時の快感がたまりません。
そしてミステリー要素だけでなく、淡い恋愛模様もこの本の見どころだと思います。すべてを分かったうえでもう一度恋愛小説して読むと、また違った一面も見えるのではないでしょうか?
ミステリー小説はトリックが分かると終わりの場合が多いのですが、二度も三度も楽しめるおもしろさが1位の理由です。