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すじこさんの「上橋菜穂子の書籍ランキング」

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更新日: 2020/04/21

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ランキング結果

1精霊の守り人(小説)

精霊の守り人(小説)

引用元: Amazon

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

感動と興奮の嵐

ファンタジー小説でありつつ、実際の世界のような現実感と登場人物たちの人間臭さを胸いっぱい感じられる。子供の頃に読んでも面白かったが、大人になって読み返した時には昔はわからなかった登場人物たちの細かい心の動きや、この世界の美しさを感じることができ、一生楽しめる小説だと思う。

悲しくも美しい世界

病、侵略、戦争、と人間が昔から避けることのできないこれらが苦しみとして描かれる一方で、人々との交流を通して助け合い、信頼し、他人が家族の一員となる優しい世界も描かれている。善と悪だけでは語りきれない世界の美しさを十分に感じることができる小説。

強く生きようと思う

この小説は、主人公が少女時代に母を亡くし1人で生きていくところから、責任を持って働く大人になるまでが描かれているが、読みながら何度も主人公の心に共鳴してしまった。悲しんだり、喜んだり、悩んだり、読み終わったときには自分もそれを経験したかのような何とも言えない充実感に包まれた小説だった。主人公のように強く生きたいと思えた。

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