みんなのランキング

jineさんの「小説ランキング」

2 2
更新日: 2020/06/24

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

ランキング結果

1ゴールデンスランバー(小説)

ゴールデンスランバー(小説)

引用元: Amazon

『ゴールデンスランバー』(A MEMORY)は、伊坂幸太郎による日本の小説。 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の、2日間に亘る逃亡劇を描いた作品。 タイトルはビートルズの同名楽曲から引用されており、作中にも「ヘルプ!」「カム・トゥゲザー」などのビートルズナンバーのタイトルが散見される。

緻密な構成で作られたエンターテイメント小説の傑作

配達員の男が首相暗殺の濡れ衣を着せられ、友人らの力を借りて国家権力から逃げるというひと昔前の王道ハリウッド映画のような設定のストーリーとなっていて、先の読めない展開はもちろんですが、大学時代の人の縁が逃走の手助けとなったり、さまざまな人の視点から物語が描かれるので青春小説としても楽しめる構成となっています。
今まで読んだ小説の中でこれほどページをめくるのが楽しかった作品はありませんでした。

2陽気なギャングが地球を回す(小説)

陽気なギャングが地球を回す(小説)

引用元: Amazon

『陽気なギャングが地球を回す』(ようきなギャングがちきゅうをまわす)は、伊坂幸太郎の小説。続編として『陽気なギャングの日常と襲撃』が、その続編『陽気なギャングは三つ数えろ』(NON NOVEL)が刊行されている。それぞれ特殊能力を持つ4人組強盗団が奪われた「売上」を奪還すべく活躍する。伊坂幸太郎独特の文体、クライム・サスペンスとスラップスティックコメディの内容が受け、新書版(祥伝社ノン・ノベル)は10万部以上を売り上げ、文庫版(祥伝社文庫)もベストセラーとなった。

銀行強盗たちの会話がとにかく楽しい


個性のバラバラな4人の銀行強盗がお金を強奪する話しとなっていますが、全編を通じてとにかく会話をしている場面が多く、しかもその大半が面白いけれど無駄話のような内容で、僕の持っていた小説の常識を打ち破ってくれた作品でした。
高校の頃に読んで僕が小説を読むようになったきっかけでもある作品で、小説というより漫画を読んでいるような感覚で読み進めることができるので、小説に慣れていない方にもおすすめです。

独特の世界観を持つ引力のある作品

少し変わった言い伝えのようなものがある高校を描いた青春小説で、読んでいて学生時代を思い起こさせてくれる描写が多いノスタルジックな作品でした。
青春小説としてもすごく好きな作品ですが、小夜子の言い伝えがあることで独特の臭気のようなものがある作品となっており、学校の七不思議を解き明かしていくようなミステリーほホラーの中間のような不思議な感覚を抱きました。
読めば読むほどその世界に引き込まれる感覚があり、小説の力を感じさせられた作品でした。

4鴨川ホルモー(小説)

鴨川ホルモー(小説)

引用元: Amazon

『鴨川ホルモー』(かもがわホルモー、KAMOGAWA HORUMO)は、日本の小説家・万城目学の青春ファンタジー小説。産業編集センターより2006年4月19日に刊行された。2009年2月には角川書店より角川文庫版が刊行された(解説は金原瑞人)。 この作品を原作とした漫画作品が月刊少年エースにて連載された。また、2009年のゴールデンウィークに松竹配給で実写映画(監督:本木克英 出演:山田孝之 栗山千明)が公開された。2009年5月にはアトリエ・ダンカンプロデュースで舞台化(出演:石田卓也、芦名星他)された。 2007年11月にはスピンオフである『ホルモー六景』が刊行された。

京都の大学生が妖怪で戦うという設定の妙と文章力

現実とフィクションのバランスが素晴らしく、小鬼同士を戦わせて勝敗を競うというあり得ない設定ながら、京都という土地とそこに暮らす人々、さらに文章力でもってもしかしたらどこかにあるのではないかと思わせてくれる面白さがある作品です。
登場人物同士のやりとりもコミカルで、いつまでも読んでいたいと思わせてくれた作品でした。

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる