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普段使っているおもなサービスは「コミックシーモア」
読みホ+それ以外でもいろいろ買って読んでいます
獣人系は極力入れずに、人間モノ重視。(獣人・人外大好物なので別でランキング作りたい)
ランク付けが難しすぎるので、何回読んでも良いいいいぃ!!と思えるかどうかを基準に選んでみました。新しいの見付け次第できるだけアプデしていきます。
ランキング結果
子育てもの最高やんけぇぇ~~~
男前男子高校生×シングルマザーという異色のCPに萌え死んだ『嫌いでいさせて』。
ひじきさんの作品で、本作の続編の2巻も発売されています。
過去の凌辱によって宿った娘・しずくを育てるΩ・雫斗は、αに対してのトラウマが根深く、番は作らないと固く決意。そんななか、参加した婚活パーティで“運命の番”と名乗るα・葉月が現れ、その場は逃げ帰ることに。しかし、用務員として新しいバイト先の高校に行くやいなや、そこには制服姿の葉月が……という斬新な展開でストーリー開始。
回想シーンでΩ軽視を感じさせる描写や結構つらいシーンもありますが、しずくちゃんが癒やしてくれるのと、年下のスパダリDK・葉月がとにかく雫斗を溺愛してるのが各シーンで感じられて最&高。
途中、葉月に思いを寄せる当て馬ですらないビッチ女が出てきますが、かわいくないしちょいちょいネタ顔させられてるのが逆にかわいそうに感じるレベル。たまにイケメンであるはずの葉月の顔のバランスもおかしくなっているときがありますが、そこはご愛嬌。
じらされてじらされて描き下ろしで孕ませえち……ありがとうございます🙏🙏🙏この作品で推しカプの活動フィールドで一番萌えるシチュが“お風呂場”であるということを100%認識することができました。
安心・安定の甘々オメガバース
学年主席の堅物優等生×校内一のプレイボーイが織りなす、正統派青春ラブストーリー『わがままもキミのためならいくらでも』。
美貌を武器に複数の男性と関係をもつΩ・まひろ。ある日、真面目なクラスメイトのα米谷をからかいキスをすると、ウブな反応が新鮮でおもしろく興味を抱きます。一方で、米谷も自分とは正反対のまひろに密かに思いを寄せており、2人は自然とつるむようになり……という流れで物語が進みます。
まひろが誠実な米谷に惹かれ好きになっていくのにそう時間はかからないですが、米谷母の姑感といった家柄問題で一波乱起こるのもほどよいスパイス。
はじめは強気の誘い受けだったまひろが、終盤で「わがままは嫌われる」ってのを意識しすぎてしおらしくなるのかわいいし、いつまでも優しすぎる地味で真面目な米谷がストーリーが進むにつれて男らしくなっていくところも見どころ!
スピンオフで、まひろの友人Ω・那月と同じ学校の超モテ男α・森とのイチャラブ作品『凍てつく光線』もあります。(よかった)
神はなぜそんな試練を与えるのか
幼馴染の御曹司α・仁×秘密をかかえたΩ・湊人のスレ違いラブストーリー『きみと番になれない理由』。
幼い頃からいつも一緒にいた幼馴染の仁と湊人は、お互いに“番”になると疑わず将来を約束し合う仲。しかし、高校に入ってから湊人は医者から「子供ができない身体」と告げられ……というところから物語がスタート。
しょっぱなから試練ありまくりでタイミングの悪さも重なり、お互いひたすら空回りに遠回り。名家の跡継ぎ問題や湊人の自暴自棄加減・拗らせ具合などもリアルでした。最後の温泉旅行は切なくてほろり。
特殊設定が多いオメガバのなかでは割と王道寄りではないかと思いますが、なによりも黒髪スパダリ×金髪美人・ビッチが好物すぎてしゃべってるだけで満足です。
多種多様な設定を取り入れてくる近年の作品に比べると割と王道め。終盤は良い意味でラストが読める展開だったので、ハピエン至上主義バンザイでしたが、急にぽんっと現れたお子はちょっと怒涛すぎたので後日談ほしい!と思っていたところ、続編『きみと番になれない理由 happiness』が……感謝、謝謝🙏
ドリル
ブタ×人間のまったく新しいオメガバース『トンでもない俺のα』。
BLとTL両方描かれている珍しい作家さん・藤咲もえさんの作品で、BLの方だと神獣×腐男子の『腐男子召喚~異世界で神獣にハメられました~』や、また、アサリ×人間『アサリと俺』も鬼推し!(『ネコ科のレンタル彼氏にマーキングされちゃいました 』も良き)
αの獣人・βとΩは人間、の世界で獣人専門の施設で保育士をしているΩ・真澄比呂。そのため、ヒトにはそれぞれ獣種があり、その幼稚園でもどんどん番になる先生が多いなか、比呂は成人になっても自分に合う獣種がわからずにいた。そんなある日、求婚してきたのは入園したばかりのαの子ブタ・猪座凛。しかし、ブタは「オメガ殺し」と呼ばれる“トンでもない凶器”を持つことで知られており…という本当の豚の生態を絡めた勉強になる形で物語がはじまります。
ブタももちろん獣人で、凛が人型になるとアラブ系褐色イケメンに。斬新な設定ですが、しっかり作り込まれていて、藤咲先生が得意とするコメディ×エロもふんだんに盛り込まれているので、強くシェアハピしたい作品です!
毎日ぷにっぷにのフォルムにうるうるの目でなりふり構わず愛を伝えてくる凛と、ブタの生態に恐れ慄くものの次第に心開いていく比呂がかわいすぎてもう…。ちなみにコミックの白抜きでもちゃんと“凶器”の形がわかるようになってますw途中でハンガリー産のシープピッグ・シノというライバルが出てくるのも良き。
えちはドエロ、3人の子ぶたちゃんも愛おしすぎる🙏🙏🙏
獣人・人外はまた別のカテゴリーだと思っているので、極力入れたくなかったですが、新ジャンルとして評価せざるを得ないため入れました。
控えめに言って最高なショタ攻めオメガバース
小学生ショタ×健気な高校生による、禁断の恋物語『さよならアルファ』。
市梨きみさんの作品で、BLコミック『3分インスタント沈黙』もおすすめ。『心中するまで、待っててね。』も気になっています。
完全無欠の生徒会長を務める千夏は、その有能さゆえに自分をαだと思い込んだまま学生生活を謳歌。しかし、ひょんなことから不良に絡まれていた幼気な子供のα・遥と目があった途端、千夏のなかに眠っていたΩ性が爆発し、強烈なヒート状態になってしまう……というまさかの展開から始まる本作。
個人的に表紙がいつ見てもぶっかけられてるようにしかみえなくて(幻覚)ひときわ目を引く作品ですが、はじめは意外にもプラトニック。なので、ショタ苦手な方やオメガバ初心者の方にも見やすいかと思います。
まだ、第2性別の教育すら受けてない純真無垢な遥に対して、必死に欲望・理性を抑える千夏は少し気の毒でしたが、小さいながらも運命の番ということが本能でわかっていて、普段かわいい遥がふとしたときにαっぽさ出してくるの本当にかわいすぎました。親目線で二人の恋を見守りたい感。
終盤は11年越しの大恋愛が実り、遥も大学生になっていて、描き下ろしで激あまラブラブえちしてます……尊すぎて無理🙏やれやれもっとやれ
新しい扉が開かれる
スーパーセレブ双子×貧乏男子による、みつどもえ純愛ストーリー『あいとまこと』。
『ロマンティック上等』『恋するあさはか』『こぼれる、』など、数々の名作を輩出している森世さんの作品です。
元カレの負債を抱え、借金返済のためにとある双子とペット契約(身体の関係あり)を結ぶことになったΩ・斗和。超高級マンションでセレブな生活を送る仲良しの双子と一緒に住み始め、3人仲睦まじく暮らしていた。しかしある晩、双子が二人だけでセッしている場面に遭遇。双子には秘密があり……というこちらまで手に汗握る展開をみせます。
今までにない、まったく新しいオメガバース作品。映画化できるレベルの確立されたキャラ設定とストーリーの進み、紆余曲折具合です。
オメガバースで3人が幸せになれることなんてあるのかと思ってたけどあった。双子攻め×クズΩという2:1ではなく、健気な弟×クーデレの拗らせ兄×良き理解者Ωの1:1:1だったすごい。天才。しかも、収拾がつかないように思われた三角関係からの見事なハピエン。あっぱれ。
詳細は是非その目で確かめていただきたい+語彙力が足りなさ過ぎて良さが伝えられないのでネタバレは避けます。
もう一度読みたい。からの読むぅー🙏🙏
オメガバース界に新しい風を吹かせた名作
当初のオメガバースの設定やイメージを払拭し、革命を起こした『奥様はα』。
同作者・真下冬さんといえば『私立帝城学園ー四逸ー』も良作で、αの描写がすごくうまい先生です。
破産の危機に陥り、一家離散もやむを得ない由緒正しきαの家柄である太刀上家を救ったのは、一代で成り上がった井坂家との縁談。援助がほしい太刀上家と名前が欲しい井坂家、双方の利害一致により長男の隆臣と一昌が結ばれることに。恋愛感情も芽生え、順風満帆に見えていたのも、両者αによるセッのこだわりにすれ違いが……という設定。
従来のオメガバースは、Ωの妊娠・出産、番・運命の番制度などα×Ωを主体とした作品が多かったですが、近年はα×β、β×β、β×Ωといった変則的なCPで描かれている作品も豊富でジャンル幅が拡大。そんななか、α×αという攻め気質同士の絡みがコミカルに描かれており、「夫夫って絶対こんなかんじだよなー」と納得できるリアルさと、Ω不在ながらも甘々に仕上がっているのが秀逸です。
本作の主体となるテーマは「挿入」。夫ポジ争いで攻攻の攻防かと思いきや、斜め上をいくギャグ・ネタが盛り込まれ、ほっこり要素も忘れてない。
色々考えさせられつつも、最終的には受けが一目瞭然なのもかわいくて良きでした。
ストーリーが進むにつれて良くなって、終わった後にハマる系
過ちからはじまった、切なさ溢れる恋物語『噛み痕から、初恋』。
最近は同作者・Arincoさんが描く、大人気K-POPアイドル×落ち目の日本人アイドルの『Kiss me crying キスミークライング』にもハマっています。(続き気になる)
中学生の頃に顔も知らないαにレイプされ、番にされてしまった主人公のΩ・李加は、身分を偽って大学生活を送る日々。そんなとき予期せぬ発情で襲われそうになった李加の前に転入生のα・和葉が現れ、自分が番だと告白してくるところから物語がはじまります。
作画はキリリと麗しめ。カットによってキャラ判別が難しい・好みがわかれそうな印象はありますが、スピード感のあるストーリー展開でサクサク読めるのが魅力。過ちからはじまる恋のため設定が重めですが、最後はちゃんとハピエンなので、夜明けの腐女子に強く推したいところ。
血の定めから自然と“番った相手を守りたい”と感じるようになって、匂いに導かれるあたりとかαの性質が顕著に現れていますが、それを抜きにしても愛情が深い!もう二度と傷付けまいと、椎奈が李加に対して甘々なのがたまらなく尊いです🙏🙏🙏
現代が舞台の新ジャンル
ただただ会社を泰みたい怠慢リーマンΩとアスペな猫かぶり鉄仮面αの物語『有休オメガ』。
藤峰式先生の作品で、『調教彼氏』や『番手当って出ますか?』などの人気作も書かれています。
こちらも友達からおすすめされて読んだ作品ですが、なかなか良き。背景やノリが現代なので、感情移入型の人やオメガバース初心者でも読みやすい作品かと思います。
オメガバースブームの火付け役といえる神作・かしデス
意地っ張り御曹司α・次郎×健気な使用人Ω・葵によるこじらせ純愛物語『かしこまりました、デスティニー(上)』と、同時発売された『かしこまりました、デスティニー(下)』(妊娠描写あり)。下巻は上巻でも人気の高かった、執事長α・工藤×執事β・宮内の別カプにフォーカスした作品となっています。
『オメガバース プロジェクト』から生まれた名作のひとつで、それまで特殊な設定から好き嫌いが分かれていたオメガバースの良さを広め、浸透させた草分け的存在です。作者はさちもさんで、『プリンシプル』や『黒か白か』もおすすめ。てか全作おすすめ。
カースト・格差社会ではあれどΩ蔑視がなく、“運命の番”特有のしがらみにほどよく翻弄され、エチシーンは他作に比べるとマイルドだけどα×Ωらしい獣感はちゃんと出ててやんごとないので、初心者の方でも見やすいかと思います。かくいう私も、商業BL好きのほもだちに布教されたこの作品がオメガバースデビュー作。
また、メインだけでなく葵への恋情と献身的な愛で誠心誠意を尽くす宮内の想いに涙腺が緩むのですが、そんな宮内が幸せになってくれる下巻のスピンオフで、当て馬登場でさらに盛り上がる作品『かしこまりました、デスティニー~Answer~(上・下)』もゴリゴリ推したい。