かしこまりました、デスティニーがランクインしているランキング
感想・評価
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BL漫画ランキングでの感想・評価
オメガバースBL漫画ランキングでの感想・評価
オメガバースブームの火付け役といえる神作・かしデス
意地っ張り御曹司α・次郎×健気な使用人Ω・葵によるこじらせ純愛物語『かしこまりました、デスティニー(上)』と、同時発売された『かしこまりました、デスティニー(下)』(妊娠描写あり)。下巻は上巻でも人気の高かった、執事長α・工藤×執事β・宮内の別カプにフォーカスした作品となっています。
『オメガバース プロジェクト』から生まれた名作のひとつで、それまで特殊な設定から好き嫌いが分かれていたオメガバースの良さを広め、浸透させた草分け的存在です。作者はさちもさんで、『プリンシプル』や『黒か白か』もおすすめ。てか全作おすすめ。
カースト・格差社会ではあれどΩ蔑視がなく、“運命の番”特有のしがらみにほどよく翻弄され、エチシーンは他作に比べるとマイルドだけどα×Ωらしい獣感はちゃんと出ててやんごとないので、初心者の方でも見やすいかと思います。かくいう私も、商業BL好きのほもだちに布教されたこの作品がオメガバースデビュー作。
また、メインだけでなく葵への恋情と献身的な愛で誠心誠意を尽くす宮内の想いに涙腺が緩むのですが、そんな宮内が幸せになってくれる下巻のスピンオフで、当て馬登場でさらに盛り上がる作品『かしこまりました、デスティニー~Answer~(上・下)』もゴリゴリ推したい。
当主と執事で2度美味しい
上下巻に別れているのですが、上では御曹司と次期当主の恋愛、下ではその屋敷に仕える執事同士の恋愛になっています。オメガバースゆえの身分の格差や能力の優劣、劣等感を抱えながらも相手に惹かれていってしまう描写が丁寧に描かれていて切ない気持ちと胸キュンが止まりません。
餅粉さん(女性)
2位(95点)の評価