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1位ぼくらの七日間戦争(小説)
引用元: Amazon
1学期の終業式の日のことである。東京下町の中学校の菊地英治ら1年2組の男子生徒達が突如行方不明となる。親たちは懸命に英治らを探すが全く見つからない。実は英治らは、荒川河川敷の廃工場に立てこもって、外にいる橋口純子ら女子生徒と、FM発信機で外にFMラジオを送信する係の谷本聡と協力し、廃工場を日本大学全学共闘会議をまねた「解放区」とし、校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、反旗を翻していたのだ。だが、1年2組の男子生徒の柿沼直樹は、それに参加する前に誘拐されてしまった。英治たちは廃工場で出会った老人・瀬川卓蔵と共に彼を救出しに奮闘すると同時に、突入してきた教師に様々な仕掛けで対抗する…。
映画化もされ大人気となった代表作
校内暴力など十代の社会問題がクローズアップされていた80年代後半に書かれてた、ジュブナイル小説の決定版です。この本を読んだ時はまだ私は小学生でしたが、学校や社会に反抗しながら廃墟で自分たちの共同体を作り上げていこうとする主人公たちの須高に、どうしようもなく憧れたものです。社会に疑問を感じ始める思春期にはぜひ読んでおくべき傑作と言えます。