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2位姑獲鳥の夏
引用元: Amazon
『姑獲鳥の夏』(うぶめのなつ)は、京極夏彦の長編推理小説。「百鬼夜行シリーズ」の第一弾である。京極夏彦が本作を講談社に持ち込みをしたことでメフィスト賞創設のきっかけとなったデビュー作品である。2005年に実相寺昭雄によって映画化された。
これはミステリとしてアリなのか?
京極夏彦の百鬼夜行シリーズの一作目、姑獲鳥の夏の真相を見て驚かなかった人はいないでしょう。
本当に色々な意味で驚きです。
見たくない物があるから見えなかった、と言う死体隠蔽の真相はまさにどんでん返しですが、決して理不尽な物では無く、京極堂が脳の働きとか、妖怪が見える、見えない、と言う話からきちんと序盤に説明してくれているのですよね。
そう言う意味ではフェアと言えばフェアなのかもしれませんが、やはり関口が信頼できない語り手であった事からくる驚きは、どんでん返しと呼ぶにふわさしい小説。
どんでん返しのバイブル
クローズド・サークルもののミステリとして名高い、アガサ・クリスティ作のミステリです。
決して傑作ではありませんが、怪作としてミステリ好きたちの心に残るどんでん返し。
童謡にそって次々と殺されていく登場人物、最後に残った人間も自殺し、そして誰もいなくなる…タイトル通りですが、そのトリック、と言うかストーリーの裏で行われていた、登場人物全員を始末するために、あるキャラが暗躍していたと言うのは驚きに満ちた物であり、ラストで誰もいなくなった時の静けさみたいな物がさらに不気味に感じられてグッドです。