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2位ミクロの決死圏
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引用元: Amazon
制作年 | 1966年 |
---|---|
上映時間 | 100分 |
監督 | リチャード・フライシャー |
メインキャスト | スティーヴン・ボイド(グラント )、ラクエル・ウェルチ(コーラ・ピーターソン)、エドモンド・オブライエン(カーター将軍)、ドナルド・プレザンス(マイケルズ博士)、アーサー・オコンネル(ドナルド・リード大佐)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
神秘の旅へ出よう
それにしても、60年代のSF映画を代表する作品群の中でも群を抜いている傑作中の傑作。
東側諸国から西側へと亡命してきた科学者の命を救うために、軍人、科学者など各分野のスペシャリストたちがミクロ化した潜水艇に乗り込み、人間の体内へと旅立っていくわけなのですが、、、このプロットを一番最初に思い付いた人は間違いなく天才だと思います。
人体の神秘は宇宙空間のそれと全く同じで、細菌レベルに小さくなった人間からすると未知の領域空間です。
当然、トラブルはつきもの。
ミクロ化の時間制限もしっかり設けられているので、緊張感なく事を済ますことも出来ません。
現実的な視野を持つ科学者、医者だけだと直ぐに諦めてしまったであろう困難の数々を、科学に素人な軍人だからこその視点や機転で最後まで諦めずに任務を全うする構図も見事。
この驚異的に面白い世紀の傑作映画をランクインせずして、僕はSFを語ることはまず出来ないだろうと判断しました。
ザ・ハードSF
マイケルクライトンの原作小説を映画化した、一見地味ながらも硬派なSF映画。
落下した人工衛星に付着していた未知の細菌により壊滅状態となった町で生き残った老人と赤ん坊の共通点を探すことから始まり、急きょ召集された各分野の科学者たちがこの恐るべき細菌の正体と感染拡大を防ぐ術を必死で模索するのですが、果たしてこの未知の宇宙細菌の正体と恐るべき性質とは。
本格SF映画の三本指、と個人的には思います。
何せ好きなSF映画を死ぬまでに三本だけ選べる、とするなら、必ず入れるであろう作品なのです。
それにしてもどうしてこの時代のSF映画の秘密基地だとか地下施設のセットデザインって、あんなに円形ばかりなんでしょうね。
不思議ですし、魅力的でもありますね。
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SFホラー映画の金字塔
もし、地球から遠く離れた宇宙の彼方で恐ろしい出来事に遭遇したら?
もし、宇宙貨物船の中に紛れ込んだ、たった一匹の宇宙生物の為に、仲間が皆殺されてしまったら。
その恐怖はとても筆舌には尽くしがたいものでしょう、何せ遠い宇宙空間です。
どんなに助けを呼ぼうと叫んでも、あなたの悲鳴も助けを求める声も、誰にも届かないのですから。
リドリースコットが用意した暗黒の棺桶に片足を突っ込んだ状態で、観客は主人公リプリーに感情移入しながら、宇宙貨物船の中を恐るべき宇宙生物から逃げ回ります。
隠れても無駄だし、走って逃げようものなら即座に追い付かれる。
リプリーも早く事態から逃げ出して地球へ帰りたかったでしょうが、観ている私たちまで早く地球に帰りたくなってきます。
突然目の前のダクトからゆるりと降りてきた宇宙生物を目の当たりにした時には絶叫必須、SFホラー映画という融合ジャンルを作った映画と言っても過言ではないでしょう。
間違いなく、SF映画の歴史に残る傑作です。