ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
兄弟愛に泣く
飛び級で年代別代表に選ばれるほど、天才と言われた逢沢傑。その弟で、生粋のストライカーの才能を持つ逢沢駆が主人公だ。不運な事故で命を落とした傑、そんな傑の自転車の後ろに乗っていた駆もまた重傷を負い、生死の境を彷徨っていたが、兄の心臓を移植され、九死に一生を得る。
その後駆は、傑が称賛していた同世代のフットボーラーに会いに、弱小の江ノ島高校サッカー部へ入部。江ノ島高校で、全国制覇を目指して、傑も認めたサッカーセンスの持ち主で魔術師と呼ばれる荒木や、頼れるキャプテン織田、ムードメーカーマコなどのチームメイトとともに駆は、立ちはだかる強敵たちと激闘を繰り広げる。
特に怪物のような強さを誇る蹴球学園は、ブラジルやアフリカ出身のメンバーで固められており、頭抜けた強さを持つ。そんな完全無欠な高校を相手に江ノ島高校は勝てるのか。いやさ、その前に立ちはだかる神奈川の強豪校や、未知の強さを秘めた高校との戦いに勝利することができるのか。
この作品ならではの魅力として、死んだはずの傑が、時折駆の体を借りて、驚異的なパフォーマンスを披露するところがあるかと思われる。
世界にまで知れ渡っていた傑のプレーは、見る人が見れば分かるものであり、すでになくなっている傑の凄さが、残り続けているということに、思わず胸が熱くなる。
ちなみに生前傑は駆に対し、厳しく当たっていたが、それは駆のストライカーとしての才能をみとめていたからにほかならない。自分が日本代表のピッチに立つときは、その横にストライカーの弟がいて欲しい。そうおもっていたわけだ。皮肉にも駆がそんな兄の思いを知ることになったのは、傑が亡くなってからであった。しかし、駆はそんな傑の想いを受け止め、日本代表のプレーヤーとしてピッチに立つことを強く誓う。こういう兄弟愛、いいな。
エリアの騎士は、小生がサッカー漫画沼にハマるきっかけをくれた作品であり、何度読んでも新鮮な驚きと感動をくれる、サッカー漫画屈指の名作である。
名言多し
中学時代に全国制覇した3人が、公立の掛川高校のサッカー部に入部する話なのだが、のっけからトラブルが多い多い。
3人の内2人は、サッカー部に入部する気がないし、先輩たちはやる気がないしで、主人公の田仲俊彦は神経をすり減らしまくり。
そして、我らが久保さん。久保さんのエピソードは泣くしかない。
6位ANGEL VOICE(エンジェルボイス)
引用元: Amazon
作者 | 古谷野孝雄 |
---|---|
ジャンル | 少年漫画 |
出版社 | 秋田書店 |
連載 | 週刊少年チャンピオン(2007年21号~2014年42号) |
巻数 | 全40巻 |
10位YATAGARASU
14位フットボールネーション
引用元: Amazon
作者 | 大武ユキ |
---|---|
ジャンル | 少年漫画 |
出版社 | 小学館 |
連載 | ビッグコミックスペリオール(2010年1号~2010年8号) |
15位キャプテン翼(漫画)
17位ジュニオール
引用元: Amazon
作者 | 灰谷音屋 |
---|---|
ジャンル | 少年漫画 |
出版社 | 秋田書店 |
連載 | 週刊少年チャンピオン(2018年28号〜2019年32号) |
巻数 | 全6巻 |
つくしの姿に励まされる
サッカーの強豪・聖蹟高校。強豪ながら全国大会出場が遠ざかっていた昨今。
そこへ、主人公の柄本つくしが入部する。つくしはサッカー初心者で、身体能力が低く、身長は156cm。サッカーセンスも皆無に近かった。
そんなつくしが、とにかく誰よりも走って走って走りまくって手に入れた走力とスタミナ。部員も徐々につくしの力を認めていく過程と、聖蹟の重要な選手になっていく過程が、見る人を感動させる。
何よりもこの漫画の素晴らしいところは、キャラクターの弱さを深くまで描き切っているところ。それはセリフによるものではなく、キャラの表情だったり、挙動だったり、うっかりすると見逃してしまうほどだ。前述のつくしも、ただがむしゃらにサッカーへ取り組んでいるように見えるがそうではない。迷いもあるし、不安もあったし、一見鈍そうな外見の下には、驚くべきほどの苦悩が隠されていた。それは読者だった小生も全くわからなかった。
そんな柄本を支えるのは、親友の天才フットボーラー風間を筆頭に、怪物キャプテン水樹、いつもクールな副キャプテン臼井、キレやすい司令塔君下、俺様一番系長身2年生大柴、などの魅力的なチームメイトたち。
涙なしでは見ることのできない、この名作サッカー漫画。ぜひご覧ください。