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慎み深い劇場版第1作
主人公青島が刺され、自動車で運ばれていく彼に皆が敬礼をします。彼を病院へ送る自動車の中。サイレンの音もしない。音楽だけ。その音も消え、まさか青島刑事が殉職か、と思えた時に聞こえてくるいびきの音。そしていびきの音が大きくなり、青島は寝ているだけだとわかります。それでも外ではまだ青島刑事の殉職を予感しているのか警察官たちがみな敬礼を続けているのが滑稽。テレビドラマからスケールアップした劇場版ですが、おおげささの一歩手前で踏みとどまっていた、健康なコメディ映画だったと思います。
3位就職戦線異状なし
不思議な暗さ
今から振り返ると空前の売り手市場だった時期の就職活動を前提とするコメディ映画、だったということなのですが、あまり明るくない、曇り空の日の現実の町を見せられているような映像が印象に残る映画でした。それと和久井映見さんが元気がよくて、彼女がたちまち女優として成功したのが納得されます。
もどかしい思い
偶然天使と出会ったことで、けんか別れした恋人が一週間後に死ぬと知った男。彼女を助けたいと思うけれど、やることなすことストーカー行為にしか見えなくておかしい。でも、恋人の母親の「あの人と結婚する人はたいへんね」という台詞にまいりました。おそらくこの男と娘との結婚を予感した母親の優しく賢明なことば。でもあなたの娘はきっと結婚するまで生きられませんと観客には言うことができないもどかしさ。天使と男がそれぞれ自己犠牲を払うことで最後に恋人の命は助かります。