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父として、夫として、契約結婚した妻と愛娘を見守る姿が優しさに溢れていて理想的。
妻を病気で亡くし、男手一つでまだ幼い娘を育てていたある日、自らも余命わずかな病気だと知り、自分が亡くなった後も娘が生活して行けるようにと考え、バリバリのキャリアウーマンと契約結婚する。仕事一筋だった妻が娘のために奮闘する姿を温かく見守り、そっと助け舟を出し、戸惑う娘を優しく受け止めていく姿が理想的。三人が少しずつ本当の家族のようになっていく中で、進行して行く病と闘う決心をし、結婚式を挙げようとしていた矢先、倒れて亡くなってしまうのは衝撃で、お葬式でこれからの生活に不安を覚えながらも気丈に振る舞う娘と、その姿に幼かった自分の姿を重ね、娘を抱きしめる義母に号泣してしまった。ドラマは父親の死後、娘が高校生になってからの第2部では回想シーンや写真での出演になってしまったが、随所に父親としての愛情を感じることができて笑いあり、涙ありの心温まる物語が印象に残る。
3位この声をきみに
引用元: Amazon
『この声をきみに』(このこえをきみに)は、NHK総合「ドラマ10」枠にて2017年9月8日から11月17日まで放送された日本のテレビドラマ。 大森美香作。主演は竹野内豊で、本作がNHKドラマ初主演となる。
今まで全く縁のなかった朗読教室に入り本や仲間と触れ合い変化していく姿が微笑ましい
数学者として大学で講師を務めている主人公。妻から突然離婚を言い渡されてもそれが何故なのか意に介さない。苛立ちを隠せずに過ごしていた時、偶然知った朗読教室に入ることになるのだが、数学者である主人公にとって、本の中の人物を想像したり、気持ちを込めて音読することは難しくて理解できないことばかり。朗読教室に来ている仲間にも初めはブツブツと文句ばかり言っているが、本や仲間と触れ合うことで、少しずつ世界が変わっていき人の気持ちを考えられるようになって行く。毎回、音読で使用される物語もステキで、本っていいなぁと無性に本を読みたい気持ちになる。離れ離れになってしまった子どもの前で、少し上手になった音読を披露する場面はグッと胸に来るものがあり、朗読教室の先生との新たな恋の展開も楽しめる。
もう一度プロポーズするシーンはキュンキュンする。
整備士として、図書館で働く妻と仲良く過ごしていたある日、突然倒れてしまった妻。目覚めた妻は自分と知り合ってからの記憶を全て失くしてしまっていた。妻が実家に戻り、一人残された部屋で見つけた妻の日記には、出会ってからの日々が綴られていた。妻の昔の恋人に嫉妬したり、子どもを欲しがっていた妻と父親になることに躊躇していた自分。過去の自分、今の自分に戸惑いや不安を感じながらも変わらずに妻を想い真っ直ぐに妻と向き合い支え続ける姿が切なくもあり、もう一度プロポーズした時はキュンキュンして、これからの二人を応援したくなる。まさにハッピーエンドな素敵なドラマ。