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基本的に【海の中の生物には触れない、攻撃しない、邪魔をしない】
これがいちばんの安全策です。
ランキング結果
1位オニダルマオコゼ
2位ゴマモンガラ
繁殖期は超凶暴、サメより怖いやつ!
ダイバーにはサメより怖いことで有名な魚です。繁殖期ではないときは攻撃されることは特に無いのですが、繁殖期だとマジで危険!相手がどんなに大きくても敵とみなされたら、卵を守る雌がかなり執拗に襲ってきます。
歯がものすごく強いので、ウエットスーツが貫通してしまうほど。
見かけたら近寄らずに逃げましょう!
やたらと逃げまどうのではなく、縄張りを出るように横方向に一直線に逃げましょう。
ちなみに雄は巣を守っているそうで、外敵を追っ払う役目は雌のようです。
【対応策】
普段は向こうから襲ってきませんが、繁殖期には砂地にすり鉢状の巣を作り、巣や卵を守るため攻撃的な性格が顕著になります。6~8月の繁殖期には見かけたら近づかないようにしましょう。
【応急処置】
①傷口を水道水で洗い消毒する
②止血をする
③止血しても落ち着かなく、傷がひどい場合には病院に行く
3位ダツ
光に反応して突進してくる!
英語ではNeedle fishと呼ばれ、口先が細く長く尖っているのが特徴です。両顎はわずかに湾曲し、顎にはギザギザした歯があります。
小魚の鱗に反射する光に敏感に反応する習性があり、時速60kmから70kmで突進してきます。
ダツが人体に突き刺さって死傷する事故も発生しています。刺さるとえぐるように体を回転させる習性があり、傷が広がってさらにケガを悪化させることも知られています。
【対応策】
太陽の光に反射するようなアクセサリーをつけて海に入らない。
水面近くを泳いでいるので、ライトで水面を照らさない。
[ナイトダビング中]
水面にいる時に、水面と並行方向ににライトを照らさない。
水中から水面方向にライトを照らさない。
【応急処置】
ダツが刺さった時はむやみに抜くと出血多量に陥り命に関わる場合があるので、その場で殺してしまって、抜かずに刺さったままの状態で病院に向かってください。
4位アカエイ
浅瀬の砂の中に隠れているので注意が必要
エイの仲間のほとんどはおとなしくダイバーを襲う事はないですが、尾の付け根近くにナイフのような棘があります。アカエイは特に強い神経毒を持ち、刺さると抜けにくい「返し」がある構造をしているので特に注意です。
ダイビング中、海底の砂地に潜んだエイを間違って踏んで刺されることがあるようです。
【対策】
エイに近づかない、誤って踏まない
もし砂底を歩く際は、すり足で移動すると、エイも気付いて逃げていく
【応急処置】
①毒針が残っている場合は慎重に取り除く
②刺された所を約45℃のお湯に60分前後つけて毒素を中和する
③お湯が無い場合は温湿布でも効果がある
④早急に医療施設へ
タンパク質の毒なので、熱すると卵の白身が固まる要領で、熱いお湯に患部を浸けると、タンパク質が固まり治りが早いようです。
5位オニカサゴ
岩にそっくり
向こうから襲ってくることはまずないですが、岩だと思って掴んだらオニカサゴだったというようなケースはあるようです。
たいていはダイバーが岩に手や足を着く前に、オニカサゴが先に岩の上から隠れるように逃げ出していきますが、必ず逃げてくれるとは限らないので気をつけましょう。保護色で岩の上や中で擬態していることが多いので、うかつに岩に手をつかないように注意です。
どうしても手をつかなくてはいけない場合は、まず岩を手で扇ぐとオニカサゴがいる場合は逃げてくれるようです。
【対応策】
周りをよく見る。
岩などにむやみに手を置かない。
【応急処置】
①傷口から慎重にトゲを取り除き、毒素を絞り出して真水で洗い流す
②刺された所を約45℃のお湯に60分前後つけて毒素を中和する
③抗生物質の軟膏を塗る
④早急に医療施設へ
タンパク質の毒なので、熱すると卵の白身が固まる要領で、熱いお湯に患部を浸けると、タンパク質が固まり治りが早いようです。
6位ウツボ
噛まれると危険
毒は持ってないのですが、歯が鋭くて顎が強いので噛まれると容易に外すことができません。無理に引くと傷口から大出血する恐れがあるので注意が必要です。ウツボの歯は鋭い切れ味が特徴で、且つ口の奥側に向かって生えているので、咬まれた場合に深い傷を負う可能性が高いです。雑菌を持つので、破傷風にかかる恐れもあります。
海のギャングと呼ばれたりもしますが、実は臆病な性格で、岩穴に潜んで生活しています。
ウツボに噛まれたという場合のほとんどが、何気なく岩に手や足をついた際、ちょうど近くにウツボの巣があった、というのが原因のようです。
【対策】
周りをよく見る。
岩などにむやみに手を置かない。
【応急処置】
①傷口をよく真水で洗浄し、清潔なガーゼやタオルで圧迫止血する
②止血できない場合は傷口より心臓に近い所を紐などで縛る
③消毒用アルコールなどで消毒する
④早急に医療施設へ
7位ミノカサゴ
気をつけてたら大丈夫
ミノカサゴさんはフサカサゴ科のお魚ですが、フサカサゴ科はみんな背鰭、腹鰭、尾鰭に毒腺のある棘があります。
ミノカサゴにダイビング中に刺されてしまうことは考えづらいですが、写真を撮ったりするのに夢中になり、執拗に追いかけたりすると人が相手でも向かってくることがあるようです。
夜行性なので、ナイトダイビングでは多く出現します。
【応急処置】
①傷口から棘を抜き、毒素を絞り出して真水で洗い流す
②刺された所を約45℃のお湯に60分前後つけて毒素を中和する
③抗生物質の軟膏を塗り、氷で冷やして痛みを和らげる
④早急に医療施設へ
タンパク質の毒なので、熱すると卵の白身が固まる要領で、熱いお湯に患部を浸けると、タンパク質が固まり治りが早いようです。
8位ゴンズイ
ゴンズイの毒は死んでいても消えない
ダイビング中にゴンズイに襲われることはまずないです。
浅い岩礁や砂地の浅い海に生息しています。集団で行動する習性があり、「ゴンズイ玉」と呼ばれる塊のような群れをつくります。
体は鱗がなく、ヌルヌルした体表粘液に覆われていますがこの粘液と、胸びれと背鰭に毒があります。
夜行性で夜釣りなどで釣れるため、よく確認せずに触って刺されることが多いようです。
【応急処置】
①傷口から慎重にトゲを取り除き、毒素を絞り出す
②刺された所を約45℃のお湯に60分前後つけて毒素を中和する
③氷水につけたり、鎮痛剤を服用して痛みを和らげる
④早急に医療施設へ
タンパク質の毒なので、熱すると卵の白身が固まる要領で、熱いお湯に患部を浸けると、タンパク質が固まり治りが早いようです。
あとがき
お魚以外の海洋生物を含めたランキングはブログの方で紹介していこうと思います!
魚界で1、2を争う最強レベルの猛毒
オニオコゼの仲間は鰭に強力な毒の棘があり、特にオニダルマオコゼは魚界で1、2を争う最強レベルの猛毒を持っており、浅瀬でうっかり踏んでしまい亡くなったと言うケースもあります。
和歌山県以南の太平洋岸の浅海域のサンゴ礁と岩礁の砂泥底に生息しています。オニダルマオコゼから襲ってくることはまずありませんが、砂中に潜みじっとしていて、見た目も岩にそっくりで気付きにくいので、要注意です。
実は食べたらとってもおいしい超高級魚です。
【対応策】
ダイビングの際は無闇に色々触らないことが一番の安全策です。
ビーチサンダルやダイビングシューズは貫通してしまいますが、素足で刺された場合より明らかに毒量は減ります。磯遊びなどをするときはフェルト底のブーツだと棘が貫通しません。
【応急処置】
①直ぐに海から上がる
②傷口から慎重にトゲを取り除き、毒素を絞り出して真水で洗い流す
③刺された所を約45℃のお湯に60分前後つけて毒素を中和する
④抗生物質の軟膏を塗る
⑤早急に医療施設へ
タンパク質の毒なので、熱すると卵の白身が固まる要領で、熱いお湯に患部を浸けると、タンパク質が固まり治りが早いようです。